7月10日に投開票日を迎える参院選。
選挙に関する様々な疑問を読者から募集したところ、「投票所が決まった時間よりも、早く閉まってしまうことがあるって本当ですか?」という質問が届きました。
答えはズバリ!あるんです。
公職選挙法では、投票所は午前7時に開き、午後8時に閉じることと決められています。
しかし、各市町村ごとに「特別な事情」があれば、規定された時間から2時間以内の範囲で、繰り上げたり繰り下げたりすることが認められています。
実際、昨年10月の衆院選では、全体の約37%に当たる約1万7千ヶ所の投票所が、午後8時よりも早い時間に閉まっていました。
その多くが、有権者が少ない地域や、遠隔地で票を運送するのに時間がかかる地域とされています。
時間は入場券で確認
総務省によると、どんな状況であれば「特別な事情」に当たるのかについて、具体的な基準はなく、各地の選挙管理委員会の判断に委ねられています。
しかし、担当者は「総務省のスタンスとしては、安易に人が来ないからとか、投票所の人員が回らないからなどといった理由で、時間を変更しないよう要請させていただいている」と言い、「十分に地域の実情を精査して、判断していただく必要がある」と話していました。
自分の投票所が開いている時間は、自宅に届く「投票所入場券」に記載されています。まずはその時刻を確認し、自治体のホームページも確認すれば安心です。