サンタさんが「クリスマスお疲れ会」で泣いた理由が胸に沁みる

    「本当に、今年もお疲れ様でした」

    クリスマスイブの夜、世界中を飛び回り、子供たちにプレゼントを届けるサンタさんとトナカイさん。

    一年に一度の大仕事を終えた1人と1匹の「クリスマスお疲れ会」を描いた漫画がTwitterで話題です。

    ちょっと切なくて、泣き上戸なサンタとトナカイのコンビにほっこりしてしまう漫画の作者はイラストレーターの、のむらあいさん(@iiaramno)。

    12月25日に漫画を投稿すると、2万4000件近くリツイートされ、「ほっこりして幸せになりました」「サンタさんのその気持ちだけで、来年のクリスマスまで頑張れるよ」との声が寄せられました。

    大人になって「変わってしまう」こと

    「大人にもプレゼントをあげちゃおうか」と考えたほろ酔いサンタが、大人になった子供たちと“再会”して、彼らが変わってしまった切なさと感慨(とお酒の力)にぐっときて涙を流す。

    そんな姿を描いたのむらさんは、毎年この季節になると、子供のころ、お母さんがいつも盛大にクリスマスをお祝いしてくれたことを思い出すそう。

    とびっきりのご馳走。手作りケーキ。朝起きたらサンタさんから届いているプレゼント。何週間も前から待ちわびる特別な日。

    大人になった今、そのクリスマスは失われてしまったのか。のむらさんは言います。

    「今は私が母のようにとびっきりのご馳走を作って、子供のころの記憶をつまみに呑みます。それは少し切なくて、でもその切なさがよくもあり。大人になれば、大人の楽しみ方がありますね」

    サンタさんの優しさに励まされた大人たちへは、こう呼びかけます。

    「どんな職業でもどんな環境でも、大変じゃない人はいないと思います。まずは本当に今年もお疲れ様でした」

    「年末年始も忙しい人もいるかもしれませんが、どうか休むときはしっかりあったかい布団で休んでくださいね。よいお年を」