「こんなに偏見のある社会どうなんだろう」りゅうちぇる、タトゥー批判の声に「僕は変えていきたい」

    「この体で、僕は大切な家族の笑顔を守るのです。なので、この体に、大切な家族の名前を刻みました」

    先月、ぺこさんとの第一子を授かった、タレントのりゅうちぇるさん。

    両肩に家族の名前を刻んだタトゥーを入れたことで批判的な意見が相次いだのを受け、8月21日、「この体で、僕は大切な家族の笑顔を守るのです。なので、この体に、大切な家族の名前を刻みました」と思いを綴った。

    タトゥーに批判「子どもがかわいそう」

    りゅうちぇるさんは8月18日、Instagramで「ちぇるちぇるタトゥー本物じゃないよね?!?」というファンの質問に答える形で、タトゥーを入れたことを報告。

    両肩のタトゥーが少し見える自身の写真に「REAL TATOO!! TETSUKOとLINKだよん」と記し、妻ぺこさんの本名・哲子と、長男リンク君の名前をモチーフにしたことを明らかにした。

    しかし、その後りゅうちぇるさんのInstagramやTwitterには、タトゥーに対する批判的な投稿が殺到した。

    「子供ができたのにタトゥー入ってたらプールとか温泉とか連れていってあげれないよね…子供が可哀想」

    「りゅうちぇるの刺青にはショックを受けました。ぺこちゃんは何も言わなかったの?」

    「子供の名前入れた?芸能人だから何でもやって許されるの?日本に住んでるんだから、今の日本を理解した方が良い。ただのエゴイスト」

    実際にはタトゥーがあっても利用できる温泉施設や海水浴場は多くあり、「タトゥーフレンドリー」な施設をまとめた専用サイトも立ち上がっている。

    批判的なコメントの一方、「タトゥー入れるのは個人の自由」「私も子持ちですが、タトゥー3カ所入っています!どれも思い入れが深く、後悔したことはありません」「りゅうちぇるがタトゥーを入れたら世の中の印象も変わる。自分もたくさん入っていますが、同じ男として応援しています」など、応援のコメントも多く寄せられた。

    「この体で、僕は大切な家族の笑顔を守るのです」

    こうした様々な声を受け、りゅうちぇるさんは8月21日、自身のInstagramを更新。

    「いろんな意見を、ありがとうございます。…それなりに予想はしてたけど、こんなにも偏見されるのかと思いました。こんなに偏見のある社会どうなんだろう。仕方ないよね。ではなく、僕は変えていきたい」と思いを綴った。

    投稿によると、りゅうちぇるさんがタトゥーを入れようと考え始めたのは、結婚する3年前。「結婚して、子供がいつかできたら、家族の名前を身体に刻もう」と考え続け、覚悟を決めていたという。

    その背景には、りゅうちぇるさんの父親が、りゅうちぇるさん(本名:龍二)が生まれた時に、背中に龍のタトゥーを入れてくれた経験があったという。

    「僕は一度も嫌な思いをしたことがないし嬉しかったです。不自由をしたこともないし、ママからも パパからも たくさんの愛をもらい、育ててくれました。だから、僕自身、偏見もなにもありませんでした。それも大きいかもしれません」

    また、タトゥーを入れたことで息子とプールなどに行けないではないかとの指摘については、子供の写真を盗撮されたり、子供を怖がらせたりする恐れがあるため、「日本の温泉やプールには行かないと思います」と投稿。

    その上で、息子がかわいそうだという声には、こう反論した。

    「僕たちのお家を選んで生まれてきてくれたんだから、僕たちだからこそしてあげられることもたくさんあるし、僕の身勝手な行動で 大切な子供の楽しい思い出作り、人生を邪魔することは絶対しません」

    「この体で、僕は大切な家族の笑顔を守るのです。なので、この体に、大切な家族の名前を刻みました。隠すつもりもありません。でも意地でも出したいわけでもありません。自然に生きていきたいです。偏見が無くなりますように」

    (サムネイル:時事通信)