トランプ支持者にスター・ウォーズ監督がたった1枚の画像で反論 「完璧すぎる」と世界絶賛

    近年公開された2作品では、女性が主演を務めていました。

    1977年に第1作がアメリカで公開されて以来、世代を超えて愛され続けているSF超大作「スター・ウォーズ」。今年12月にはシリーズ最新作となる「エピソード8:最後のジェダイ」の公開が予定されている。

    「女に乗っ取られるまでは最高だった」

    そんななか、トランプ支持者として活動しているジャック・ポゾビエック氏が6月1日、Twitterに“Star Wars was great until the women took it over”(スター・ウォーズは女に乗っ取られるまでは最高だった)と投稿した。

    ポゾビエック氏のTwitterプロフィールには、2016年の大統領選中にトランプ支持者の集会で登壇した際の写真とみられる画像が使われている。

    女性が主人公の作品を批判

    近年公開されたスター・ウォーズ作品では、2015年の「エピソード7:フォースの覚醒」で若手女優のデイジー・リドリーが主人公のレンを演じ、2016年のスピンオフ作品「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」ではフェリシティ・ジョーンズが主演を務めた。

    ポゾビエック氏の投稿も女性キャラクターを主人公にした作品が続いていることに対する批判とみられる。

    一方、このツイートに対して、エピソード8の監督を務めるライアン・ジョンソンが返した返事が「完璧すぎる」と世界中から賞賛を集めている

    その返事とは、こちら。

    写真に写っているのは、シリーズ第1作からレイア姫を演じた女優のキャリー・フィッシャー。満面の笑みを浮かべ、中指を立てている。

    レイア姫はダース・ベイダーらシスの暗黒卿が率いる銀河帝国に対抗する「反乱同盟軍」の中心的存在を担ったキャラクターだ。

    キャリー自身は「ローグ・ワン」公開直後の2016年12月に他界した。生前はその明るい性格や、固定概念にとらわれない物言いで多くのファンに親しまれていた。

    さらに、監督は返信直後にポゾビエック氏のアカウントをブロック

    こうした対応に世界中から賞賛の声が上がった。

    「これぞツイッタァ」

    「スターウォーズは女に乗っ取られるまでは最高だった」というツイートに対し、ep8監督のライアン・ジョンソンのリプが最高である。これぞツイッタァ

    スタンディング・オベーション👏👏👏

    「言ってやって、ライアン!」

    😉😉😉


    「親愛なるライアン、フォースと共にあらんことを…」

    監督も生粋の「スター・ウォーズ」ファン

    ライアン・ジョンソン監督はこれまでにSF映画「ルーパー」(2012年)などを手がけ、生粋のスター・ウォーズファンとしても知られている。

    今年4月19日にスター・ウォーズの公式Youtubeチャンネルにアップされたインタビュー映像で、スター・ウォーズとの思い出をこう語っている。

    「僕のスター・ウォーズとの最初の思い出は、シリーズ第1作の『エピソード4:新たな希望』を観るために、父に車に乗せてもらったときの記憶なんだ。

    『どこへ行くの?』と聞いたら、父は『お前が今まで見たことないような素晴らしいものを見に行くんだよ」って答えたんだ。まだ僕が3歳か4歳だった頃のことだよ。

    父が初めてビデオカメラを買ってきたときも、まず僕がやったことといえば、カメラを地面すれすれに持って、コーヒーテーブルとソファの間を走らせた。

    自分が撮った映像を見て感動したよ。『ルークがデススターを飛んでるあのシーンみたいだ!』って」

    さらに、最新作にかける思いをこう続けた。

    「スター・ウォーズは今やビートルズのように僕たちの文化に深く根付いてる。多くの人がスター・ウォーズの世界を愛し、深い繋がりを感じ、それが今の子供たちにも受け継がれている。

    この事実を思うと、これほど深く文化に根を張った物語が持つパワーを実感するんだ。そして、その世界で新たな物語を語ることの可能性を」

    12月15日公開予定の「エピソード8:最後のジェダイ」の予告編はこちら。

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