9月8日(日本時間9月9日)に開催された全米オープン決勝でセリーナ・ウィリアムズ選手を破り、日本選手として初の四大大会制覇を果たした、大坂なおみ選手。
新たに誕生した20歳の王者は、試合後、母の元へ駆け寄った。






ニューヨークタイムズによると、北海道根室市で生まれ育った大坂選手の母・環さんは、札幌でハイチ出身のフランソワさんと出会い、恋に落ちた。
家族に関係を認めてもらうことができず、大阪へ移り住んだ。そして、二人の娘を授かった。
娘たちにテニスを習わせようと考えたのは、フランソワさんだった。一家は2006年にアメリカ・フロリダ州に移住し、本格的に選手としての道を歩み始めた。
大坂選手は2017年のインタビューで、これまでの人生でもっとも影響を受けた女性は?という質問に、迷わず「お母さん」と答えている。
「お母さんはこれまでずっと頑張ってきて、私もずっとその姿を見てきました。だから私もお母さんが一息つけるよう、結果を出したいと思い続けてきました」
Played escape room with the family ❤️
8日の全米オープン決勝は荒れた。
セリーナ・ウィリアムズが試合中の警告を巡って主審に激しく抗議。表彰式でも、試合結果に不満を募らせたファンからブーイングが飛んだ。
涙ながらに「みんなセリーナのことを応援していたのはわかっています。こんな結果になってしまってごめんなさい」と語った大坂選手。家族への思いを問われて、こう続けた。
「お母さんは、私のためにたくさんの犠牲を払ってくれました。母は普段、あまり試合は見に来ないんです。だから私の試合を応援することは、母にとって本当に大きな意味があるんです」
The power of love... ❤ @Naomi_Osaka_ #USOpen