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そのコーヒーが飲めなくなる日が来るかもしれない。長崎のスタバが綴ったメッセージが胸を打つ

今日もゆっくりコーヒーが飲める。

終戦から72年目の夏を迎えた長崎。

8月9日に平和公園で開かれた「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」
時事通信

8月9日に平和公園で開かれた「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」

毎年8月9日に「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開かれる平和公園に最も近い「スターバックスコーヒー・みらい長崎ココウォーク店」では、こんなメッセージが掲示されました。

スターバックスコーヒージャパン広報部提供

注文した飲み物などを受け取るカウンターの近くにあるボードに綴られていたのは、「コーヒーを通じて、平和について考えてほしい」というメッセージ。

「皆さんが飲んでいるコーヒー、その豆のほとんどがアフリカや中東、ラテンアメリカなどの政情の不安定な地域から輸入をしています。“おいしいな”と感じているそのコーヒーが、内戦や紛争によって来年から飲めなくなることもあるのです」

「“ほっとする” “のんびり” “落ち着く”という言葉で表わされるコーヒーは、実は世界から危険な地域からやってくることもあります」

「戦争と平和というとあまり身近に感じないかもしれませんが、今飲んでいるコーヒーやフラペチーノが飲めなくなるかもしれないと思うと、平和について考えるひとつのきっかけになるのではないのでしょうか」

今日もゆっくりコーヒーが飲める。そんな、当たり前のように感じがちな、平和な日々へのありがたみを思い起こさせるメッセージは、Twitterでも話題に。

「終戦の日」の8月15日にボードの写真が投稿されると、「すごい心がジンとした」「『いただきます』と感謝の気持ちを忘れてはいけませんね」「美味しいコーヒーがゆったり味わえること。これが平和であることかと」など、共感の声が寄せられました。

時事通信

スターバックスコーヒージャパン広報部によると、このボードは店員が発案したもので、7月7日から店内に飾られているそう。

長崎市周辺の6店舗では6、7年ほど前から、終戦の日に合わせて、店員やお客さんに折ってもらった「千羽鶴」を平和公園に奉納する活動を続けており、今回話題になったメッセージボードも、その活動への参加を呼びかける目的のものだったと言います。

スターバックスコーヒージャパン広報部提供

お客さんが折った折り鶴を入れる箱は、気づけばあっという間にいっぱいになってしまうことも。長く原爆や戦争の歴史とともに歩んできた長崎への感謝と、平和への願いが、メッセージには込められているそうです。

ボードに書かれた言葉は、こう締めくくられています。

「今年長崎は戦後72年目の夏を迎えます。あなたにとって平和とは何ですか?」


Saori Ibukiに連絡する メールアドレス:saori.ibuki@buzzfeed.com.

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