広島・長崎での悲劇を二度と繰り返すまいと、長年にわたって原子爆弾の恐ろしさを語り継いできた被爆者の平均年齢は今年、82.06歳となった。生きた記憶は、遠ざかりつつある。
あの日、きのこ雲にのまれた街には、どのような景色が広がっていたのか。そして、8月9日を境にどう姿を変えたのか。
東京大学の渡邉英徳教授(@hwtnv)は、人工知能を使った自動色付け技術で、白黒写真からかつての風景を蘇らせるプロジェクトに取り組んでいる。
渡邉教授はこうした技術による「記憶の解凍」はまだ間に合うと語る。教授らがカラー化した写真などで、当時の長崎を振り返る。(写真キャプションは渡邉教授による)