この子がいるから、強くなれる。
元プロレスラーの木村響子さんにとって、娘の花さんはそんな存在だった。
若手プロレスラーとしてファンを魅了し、人気リアリティ番組「テラスハウス」でも注目を集めていた木村花さん(22)。番組上のあるシーンを機に多くの誹謗中傷を浴び、今年5月に亡くなった。
ネット上で飛び交う誹謗中傷による被害は、後を絶たない。
響子さんは「もしその人が自分の友達だったら、大事な人だったらということを考えて欲しい」と語る。
やっぱり「消えろ」とか、「死んでくれ」とか、「お前なんかいない方がいい」とか、そういう言葉は誰でもそうだと思うんですけど、やっぱり痛みますよね。
テレビに映ってるからとか、自分の友達ではないからとか、知名度があるからとか、そういった人はダメージを受けないわけではないし、同じ人間なので。
もしその人が自分の友達だったら、大事な人だったらということを考えて欲しいですね。
花ちゃんは、本当にすごい賑やかで。
もう、この子がいるから強くなれるとか、どこまででも無理もできましたし、この子は絶対に食べさせていかなきゃいけないというのがあったから、しんどいこともしんどいと思わずに、全力でできたっていう…。
今は本当に加害者も被害者も紙一重といいますか、加害者になった人がその次に誹謗中傷するなんて最低というような誹謗中傷を受けてしまう、今度は被害者になってしまうということがあるので。
軽い気持ちでしたことが、された側がどれだけ傷つくのかってことも、今一度本当にそれぞれで考えて欲しいですね。