【いい人すぎる】JR鎌倉駅、子育てツバメのために改札を閉鎖「雛が巣立つまで見守っていただけたら…」

    駅員さん、いい人すぎるよ!

    JR鎌倉駅の改札の真上にできたツバメの巣。子育て中のツバメたちを守るために、駅員さんたちがとったある行動が「優しすぎる」と話題です。

    「つばめ子育て中 やさしく見守ってください」

    「つばめ子育て中 やさしく見守ってください」と書かれたこの看板は、JR鎌倉駅の東口改札にあるもの。

    6月18日に写真を撮影したコペハ鳥さん(@Cphg_mb)によると、この看板が置かれた改札の真上にはツバメの巣が。改札を通るお客さんの上にフンやゴミが落ちてくる可能性があるため、改札が閉鎖されたようです。

    1日に平均約4万4千人もの乗車数がある鎌倉駅。

    巣を撤去してしまうこともできるなか、ツバメのために改札を一つふさぐことを選んだ粋な対応が、「鎌倉駅員のみなさま優しすぎ」「多くの人が利用するところだからすごい」「都会でも人と自然の関わりが見られて嬉しかった」とTwitterで話題になりました。

    巣の中で親ツバメの帰りを待つ雛たちの写真を撮影したきょーたけさん(@tk_kytk)も、鎌倉駅の対応に感心したとBuzzFeed Newsの取材に話します。

    「この日の鎌倉駅は駅構内も改札口付近も大変混雑していて、改札機一台でも止めてしまったら混雑が悪化しまうような状態でした」

    「巣を撤去するのをやむを得ないくらいだったのに、鎌倉駅の駅員さんはツバメのために改札機1台を止めてまでヒナを見守っていて『動物にまで優しい対応をしてくれる駅があるんだなぁ~』と感心しました」

    JR東日本「改札機の閉鎖は今回が初めて」

    JR東日本によると、改札機は6月12日から通行止めにし、18日に手作り看板を掲示。鎌倉駅には毎年ツバメがやってきますが、改札の上に巣を作ったのは今年が初めてだそう。

    改札機の通行止めを選んだ理由について、同社の担当者はBuzzFeed Newsの取材にこう話します。

    「これまでは巣の下にフン避けを作るなどして対応できたのですが、今回ツバメが巣を作った場所は天井が高いため、そういった対応ができず…。どうやって巣を見守りながら、お客さまに迷惑をかけずに済むか頭をひねった結果、改札機を閉鎖することにしました」

    「改札機を閉鎖する対応をとったのは今回が初めてですが、ありがたいことに苦情はきていません(20日現在)。お客様にはご迷惑をおかけしておりますが、雛が巣立つまでツバメたちを温かく見守っていただけたら幸いです」

    ツバメさん、無事に巣立ちの日を迎えてね!

    【UPDATE】JR東日本のコメントを追記しました。