2019年に出版したエッセイで、ゲイであることをカミングアウトしたkemioさん。
3年ぶりに自身の思いを綴った著書「ウチらメンタル衛生きちんと守ってかないと普通に土還りそう」(KADOKAWA)では、同性婚が認められていない日本の現状に触れ、「取り急ぎ婚姻に関する法律が変わってほしいなと思う」と綴っている。
法律上、同性同士のカップルの結婚を認めることで、社会はどのように変わっていくのか。BuzzFeed Newsの取材にkemioさんはこう語った。
生活の中で目撃する「愛の形」

やっぱり日本でもここ数年、LGBTQ+に関するトピックがメディアで取り上げられたり、企業が(性的マイノリティを支援する動きに)参加するようになったりして、当事者じゃないマジョリティの方でも「なんかそういうのあるんだ」くらいの感覚の人が増えてきたと思うんです。
でも、まだ全然わからない人や、他人事だと思っている方も、すごくたくさんいると思います。
でも、アメリカの友達が言ってて「おお〜」って思ったんですけど…。
やっぱり(同性婚を認める)法律ができたことによって、街に出かけたときに、自分たちの私生活の中で、いろんな愛の形を目撃というか、見るようになって、いろんな人が自然と考えたりするようになったんじゃないかなと言っていて。
日本にも同性カップルの方がたくさんいらっしゃると思うんですけど、まだまだ日本では、公共の場所で手を繋いだり、ハグをしたりすることができない人がいます。
だから結婚ができるようになることで、いろんな生活のワンシーンで、いろんな愛の形を見て、一人ひとりの考え方が大きく変わっていくんじゃないかなと思います。
だからこそ、今すぐに同性婚を法律で認めてほしいです!
「(同性カップルが)結婚できるようになることで、色々な生活のワンシーンで、色々な愛の形を見て、一人ひとりの考え方が大きく変わっていくんじゃないかなと思います」 「だからこそ、今すぐに同性婚を法律で認めてほしいです」 https://t.co/BVOPwBc1lP @mmkemio