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日本の女性は、世界で一番「見た目」に自信がない。調査でわかった7つのこと

ダヴの調査によると、容姿に自信がない女性ほど、美しさへのプレッシャーを感じたり、やりたいことを諦めたりする人が多い傾向にあるという。

多くの人が経験したことのある、容姿に関する悩み。

ユニリーバのビューティーケアブランド「ダヴ」が発表した「少女たちの美と自己肯定感に関する世界調査(2017年)」によると、日本の10代女性の93%が、容姿に「自信がない」と答えている。

調査は、世界14カ国の10〜17歳の女性5165人を対象に実施。容姿に自信がない女性ほど、美しさへのプレッシャーを感じたり、やりたいことを諦めたりする人が多い傾向にあるという。

調査が明らかにした、7つのポイントを紹介する。


1. 93%が容姿に「自信がない」

10〜17歳の日本人女性のうち、自分の容姿に「自信がない」と答えた人は全体の93%だった。

2. 日本は世界で1番「自信がない」

ダヴが調査した世界14カ国のうち、容姿に「自信がない」と答えた割合は、日本が93%で最多だった。

日本に次いで自信がない人が多かったのは、中国(65%)、イギリス(61%)、インド(60%)。

自信がある人の割合が高かったのは、南アフリカ(30%)、ロシア(42%)、オーストラリア(49%)。14カ国平均は54%だった。

3.「美しなければ」というプレッシャー

容姿に自信がない10代の日本人女性のうち、「美しなければならない」というプレッシャーを感じていると答えた人は52%。自信がある日本人女性の場合は41%だった。

世界平均は74%と、日本よりもプレッシャーを感じている割合が高かった。

4. 自信がないから、諦めた

容姿に自信がない10代の日本人女性のうち、48%がやりたいこと(友達や家族との交流、課外活動への参加・挑戦)などを諦めた経験があると答えた。

自信がある女性の場合は、37%だった。

5. メディアの影響は?

容姿に自信がない10代の日本人女性のうち、雑誌などに載っている“美しい女性”の写真を見ると、自己肯定感が下がると答えた人は32%で、20人中6人だった。

世界平均は20人中14人(65%)で、日本よりも高かった。

6. 美しさが重要視されすぎている

幸せになるために重要なこととして、「美しさ」が重要視されすぎていると思いますか?という問いで、重要視されすぎていると答えた人は、10代の日本人女性全体の59%だった。

7. すべての女性は美しい

日本人の10代女性の70%が、すべての女性はなんらかの「美しさ」を持っていると答えた。

若い女性の挑戦を応援するために

調査結果を受けて、ボディイメージに詳しいフィリッパ・ディードリッヒ教授は「美しさや容姿に関する重圧を乗り越える力を、若い女性たちが身につけられるよう、さらなるサポートを続けなければならない」と指摘

「彼女たちが何かに挑戦しようとした時に、それが経営者だろうと政治家だろうと、容姿に関する悩みで尻込みしてしまうことがないように、若い女性を見た目で判断してしまうような社会的・文化的な状況を変えていく必要がある」とコメントした。


体型、髪質、顔の造形ーー。多くの人が抱える「見た目コンプレックス」。

3月27日に配信した、BuzzFeed Japan Newsの番組「もくもくニュース」では、「春、どんな自分で生きていく?」をテーマに、見た目に関する悩みと、その向き合い方についてゲストと一緒に考えました。

番組はこちら👇

あなたは、コンプレックスはありますか?みんなは、どうやって自分のコンプレックスを乗り越えているのでしょうか。 📺💭 もくもくニュース「春、どんな自分で生きていく? #コンプレックスと生きる魔法教える」 ゲスト:江崎びす子、あっこゴリラ https://t.co/iSluE56HDp