メダリストも楽じゃないらしい…。五輪代表が明かす14の秘密

    アメリカ代表のメダリストに聞きました。

    人生で達成できるものとして、オリンピックでのメダル獲得に勝るものはありません。オリンピックは、心、体、魂の強さを試す最大の試練ですから。

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    オリンピックでメダルを取るなんて、ほとんどの人が絶対に達成できないこと。なので、聞きたいことはたくさんあります。

    どのくらい練習するの? 優勝後の人生ってどんな感じ? 優勝した後にメダルはどうするの?(笑)

    ラッキーなことに、2人のアスリートがBuzzFeedに遊びに来て、オリンピックのメダリストになるってどんな感じか教えてくれました。

    Tom Pennington / Getty Images, Ezra Shaw / Getty Images

    チームUSAのアルペンスキー代表、リンゼイ・ボン選手とミカエラ・シフリン選手です。

    1. 「メダルをしまうのに最適な場所は?」「靴下!」

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    ボン選手は、メダルを靴下にしまうと話してくれました。メダルの金属皮膜を保護するためなんですって。メダルがお互いにこすれ合ったりしないように。

    でもこれって、ボン選手とシフリン選手みたいにメダルを複数取っている選手だけの悩みかも。靴下なんて謙虚な話かと思いきや、実は自慢だったりして!?

    2. 正直言うと、メダルをどこにしまったか忘れてしまうことも。

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    ボン選手もシフリン選手も、メダルをどこにしまったか覚えていないとか。ボン選手は家族に、過去に獲ったメダルを韓国に持ってくるようにお願いしましたが、家族は2010年に取った銅メダルを見つけるのに苦労したそう。

    シフリン選手も、2014年に獲った金メダルは寝室のどこかに眠っているらしいです、多分。

    「みんなメダルを保管している場所を言いたがらないのは、誰かが家に盗みに来ちゃうかもしれないからだと思う」とシフリン選手。

    3. メダルを取った後、それを身につける機会はそんなにありません。

    Shaun Botterill / Getty Images

    ボン選手いわく、授賞式などいろいろな式典が終わった後は、これまで取ったメダルを身につけることはほとんどないそうです。

    選手によっては、どこに行く時もメダルを持ち歩くアスリートもいるとか(でもそうするとメダルは色あせてしまいます)。

    4. メダルはびっくりするくらい重い。本当に重い。

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    平昌の金メダルは、重さ586グラム。

    「ずっとさげてると首が痛くなっちゃう! でも大丈夫。この痛みならいつでも大歓迎」とボン選手。

    5. メダルを持っての旅は、ちょっぴり厄介なこともある。セキュリティの人ををびっくりさせちゃうかもしれないから。

    Instagram: @https://www.instagram.com/lindseyvonn/?hl=en

    ボン選手は、移動で空港のセキュリティを通って怪しまれた時に、自分がオリンピック選手であることを何度も詳しく説明するはめになったそうです。ある時なんて、セキュリティの人はボン選手を水上スキーの選手だと思ったとか。

    「セキュリティの人たち、混乱していました」とボン選手は振り返ります。

    6. でも時には、メダリストだって気づいてもらえるという特権も。

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    シフリン選手は今年、オリンピックまでビジネスクラスで移動したそうです。機内でトイレの列に並んでいると、客室乗務員の1人がシフリン選手だと気付き、もっと豪華なファーストクラスのトイレを使うようにと言ってくれたとか。

    う〜ん、その特権のためだけでもオリンピック選手目指してトレーニングしちゃうかも!

    7. シリアルの箱に写真が載るのって、思っている以上にかっこいい。

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    「最高であることの証ですから」とボン選手。

    シリアル「ウィーティーズ」のパッケージ箱にスポーツ選手の写真を使うので有名なこの会社は、ボン選手が載ったウィーティーズが表紙になったノートをたくさんボン選手に送ってくれたそうです。

    それだけでなく、2015年にはボン選手がチャリティ・ゴルフ大会で打ったホールインワンを記念して特別仕様の箱が作られました。違う競技で2度もウィーティーズの箱に載るなんて、まさに才能です。

    8. たくさんの用具が必要になります。旅先に持っていくのは60組で、持っているのはもっとたくさん!

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    シフリン選手は実のところ、韓国に何本のスキーを持って行ったかわからないそうです。

    ボン選手は「恐らく50〜60組は持っていったと思う」と言い、自宅の車庫には他に150組あると話しました。それって……たくさんのスキーですね。

    9. さらに、それを持っての移動も一苦労。かばん20個、車数台、それから収納庫も必要になります。

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    スキー板が入った15〜25個のかばんだけでも大変です(しかも他の用具はこの中に含まれていません)。つまり、用具すべてを数台の車に乗せ、たくさんのかばんを空港でチェックインして、時には全部を大きな保管用コンテナに入れて送るということです。

    「本当に大変。でも速く滑れるためなら」とボン選手は言っていました。

    10. でもトップ・アスリートなら、記録を取り続けたり用具の面倒を見てくれたりする人が常勤でいるわけですよね。気分いいだろうな!

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    ボン選手とシフリン選手は実のところ、前述の用具すべてを自分で管理しているわけじゃありません(シフリン選手がオリンピックに実際何本のスキーを持って行ったかわからなかったのはそういうわけです)。

    競技のこのレベルになると、自分の用具を管理してくれる文字どおり専任の係の人がいるのです。その人たちは別行動で用具を移動し、すべてのかばんを管理してくれます。

    誰もが荷物係を持てたらいいなっていうのは、私だけじゃなくてみんなが思うことだと思います。

    11. オリンピック選手であるということは、1年中世界を飛び回らなければいけないということです。ヨーロッパでのレースから、オフシーズンに南半球でのトレーニングに至るまで。

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    北米、ヨーロッパ、アジアといったいつもの場所でのレースに加え、シフリン選手は夏の間、チリやニュージーランドでトレーニングをしています(恐らく季節と南半球ということが理由だと思います)。

    12. それから、本当に寒い。スキースーツって全然暖かくないんです。できる限り薄くなきゃいけないので。

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    レース用のスーツは、空気力学的に優れている必要があります。ボン選手によると「紙ほどの薄さ」だとか。つまりは、どんな形でも何をしても一切暖かくないということ。

    スキー選手はレースのギリギリ直前まで、スキースーツの上に着ているジャケットとパンツを脱ぎません。

    「一番寒い思いをしている選手が、一番速い選手です」とシフリン選手が教えてくれました。

    13. スーツ着てからのおしっこはとっても難しい。スーツの脱ぎ着自体をオリンピック競技にできるくらい。いや、まじで。

    Alexander Hassenstein / Getty Images

    おしっこするためにはスーツのほとんどを脱がなければいけないため、アクシデントは「誰にでも起こります」とシフリン選手。

    ボン選手が手順を教えてくれました。まずトップスの部分と袖を脱ぎます。それから注意深く袖が「へんなところ」に落ちないように気をつけます。不幸にもボン選手は、1度経験があるとか。

    「濡れた袖のまま1日中スキーを続けなきゃいけませんでした。誰にも言わないでね」とボン選手。

    「最悪でした。私以外誰も知らなかったけど。今まではね」

    14. そして最後に、当たり前のことですが……ものすごいスピードで滑ります。命知らずなくらいの速さで。

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    「いま自分がしていることに、全集中力を注ぎます」とボン選手は言います。というのも、山をものすごい速さで滑り降りているのですから。あまりにも速すぎて、衝突事故で亡くなったスキー選手もいます。

    山を滑り降りている時におかしな考えが浮かんだことはないか、という質問に対して、シフリン選手は心境を聞かせてくれました。

    「おかしな考えというわけじゃないけれど、誰もが考えていることだと思う。死んじゃうわ、と思う瞬間はあります」。

    ボン選手、シフリン選手、金メダルの秘密を教えてくれてありがとう!

    この記事は英語から翻訳されました。
    翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan