ハリウッドで進む「攻殻機動隊」の実写映画化。主役の「少佐」はスカーレット・ヨハンソンが演じる。そのビジュアルが4月14日(現地時間)公開され、物議を醸している。

少佐役のスカヨハが白人だからだ。


非白人の役柄を白人が演じるのは「ホワイト・ウォッシング(Whitewashing)」と呼ばれる。
ハリウッドの文脈では、優位な立場にある白人が、マイノリティーである非白人の役を独占すること。
人気がある白人を出演させることが興行成績に結びつくが、この循環が続けば、マイノリティーは主要な役を取ることができない。人種差別の一つの形だと批判される。
昨年、スカヨハの主演が発表されたときにも非難が集まった。だが今回、画像が公開されたことで、再燃した。
キャスティングの再考を求める請願は9万人以上の支持を集めている。
発起人のジュリー・ロドリゲスさんの主張。
「ハリウッドは、人々は無名のマイノリティーの俳優に興味を持たないと主張します。でも、その俳優たちは、脇役から抜け出して、実力を示すチャンスを与えられてきませんでした」と悪循環を指摘する。
芸能人も声をあげる。

火に油を注いだのが、スカヨハをアジア人に見えるように視覚効果を試みたという報道
ScreenCrushによると、批判を抑えようと、制作チームが視覚効果を提案。試したが、やめたという。
パラマウント映画は否定したが、ScreenCrushは再反論している。
ハリウッドで、ホワイト・ウォッシングは珍しい話ではない。

一方、スカヨハの主演に対する日本語での反応は・・・
「別にいい」
攻殻機動隊を実写化するにあたり、別になんで白人なんだ!って意見があるが別にいいと思う。素子は外見変えられるから、中身が素子であればアジア系、白人だろうと黒人だろうといってしまえば男にであろうとおkと思う。素子自身は良しとしないだろうけどw
「アジア人ぽくしてくれたら納得」
攻殻機動隊の少佐のキャスティングは、メイクをアジア人ぽくしてくれたら納得するよ 幾らハリウッドが規模が大きいと言っても、視聴割合は米や欧州などの白人が多いからねぇ…
批判を批判?
攻殻機動隊が実写化するので、素子役がスカーレット・ヨハンソンらしい。 原作がアジアなんだからアジア人起用しろ!アジア人の主役が少ない!なんて言われてるけど、他国に出て行って人種のアイデンティティを主張するするのってどうなのかな?って思う。
「納得いかない」
今、情報セブンデイズで、攻殻機動隊の実写版でビートたけしが荒巻課長を演ずる事を初めて知りました。でもいまだに主役がスカーレット・ヨハンソンというのが納得いかない。日本人とまではいかなくてもせめてアジア人だろ?もしかして主役が草薙素子ではない?舞台は日本ではない?米帝?
「日本の反応は歓迎が多い気がする」
『攻殻機動隊』私が見ている範囲だと日本の反応は抵抗ないというか、むしろ歓迎、期待の方が多いような気がする。世界市場(米国外市場)で売らないといけない「ハリウッド映画化」だとこういう決定になるのかもしれない。常に人種を意識し日常を生きる米国に暮らすアジア人感覚とは当然違うものだけど