ジャニーズ事務所が「TOKIO」の山口達也さんの契約を解除したことを受け、メンバーの国分太一さんが5月7日、MCを務めるTBSの情報番組「ビビット」で思いを語った。

ジャニーさんと協議し…
番組では冒頭から山口さんの問題が取り上げられ、20分ほどVTRが流れた後に国分さんが口を開いた。
「山口自身が会社を辞めるという強い意志、そして僕たちの考えをまとめ、リーダーが代表して社長でもあるジャニーさんと協議した結果、こういう形になりました」
5月2日、山口さん以外のメンバー4人による謝罪会見では、リーダーの城島茂さんが山口さんからの辞表を預かっていることを明かしていた。

「とにかくTOKIOを守ってくれ」
国分さんの説明によると、5日土曜日に残るメンバー4人で集まり、今後の方針について議論した。
「自分たちだけでは答えは出せない」という結論に落ち着き、事務所社長のジャニー喜多川さんに退職届を渡すことになった。ジャニーさんからは「責任を持つ」「私が決める」などの言葉があった、としている。
山口さんからは2日の会見直後と6日に電話があり、1度目は「(会見を)見ていた。4人に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」、2度目は落ち着いた様子で「会社に(辞意を)言ってきた。とにかくTOKIOを守ってくれ」などと告げられたという。
「僕個人としても…」
2日の会見では「普通は辞表を受理するべきだと思います。ただ、僕たちもまだ冷静ではありません。もしこの辞表を受理したとしても、僕は山口を見捨てることはできません」と話していた国分さん。
7日の「ビビット」では、こんな風に語った。
「山口はジャニーズ事務所を辞めました。ここで新しいスタートラインについたと思います。ここから、どうやって自分と向き合っていくか。どれぐらいかかるのかわからないですけど、社会復帰をしなければいけない」
「だからこそ、ジャニーズ事務所もそうですけど、僕個人としても山口を見ていく。彼が普通の社会に戻る姿を、僕は望んでいます」
「僕たちは30年近く同じ目標、夢に向かって走ってきました。甘いと言われるかもしれませんが、今後も責任を持って見ていきたい」
背負っていくしかない
TOKIOの今後については、次のように述べた。
「これから先のことは、誰にもわからない状況です。ただ山口もTOKIOも、背負うべきものを背負っていくしかない。山口は自分の犯してしまった罪、そしてTOKIOは山口のいないTOKIOに向き合っていかなければいけない」
「目の前にある現実と向き合って、一歩一歩丁寧に進んでいけば、小さい光が見えてくる。それを信じて、自分たちは進んでいかないといけない」
「山口だけでなく、TOKIO4人も被害に遭われた方、そのご家族への思いを忘れず、今後もしっかり向き合い、歩んでいく。ファンのみなさまには本当に迷惑をかけているし、白紙としか言えないことを悔しい思いでいます。ただ、自分たちもなんとか希望を持って、前に向かって行きたい」
そして最後に、こう強調した。
「これは改めてお願いです。被害者への誹謗中傷や特定はやめていただきたい。本当に強く思います」