椎名林檎がイチロー歌った東京事変「スーパースター」ライブ映像を公開

    《私はあなたの孤独に立つ意思を思い出す度に 泪を堪えて震えているよ》

    椎名林檎がイチロー選手をイメージして作詞した、東京事変「スーパースター」のライブ映像が3月27日、YouTubeで公開された。

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    東京事変 / Via youtu.be

    東京事変 - スーパースター<from ウルトラC>

    イチロー引退を受け、ネット上では改めて「聴きたい」という声が高まっており、「SR猫柳本線 椎名林檎オフィシャル」の公式Twitterは「たくさんのご要望にお応えして」公開したとツイートした。

    映像は2010年に開催したライブツアー「ウルトラC」のもの。あわせて、同ツアーでの「閃光少女」のパフォーマンスも公開された。

    イチローも激賞「針が振り切れた」

    「スーパースター」は椎名が作詞、亀田誠治が作曲を手がけた楽曲。日ごろ椎名の音楽を愛聴しているというイチローは、テレビ番組で椎名と対談した際に、こう感想を語っている。

    「そもそも僕はスーパースターって言葉、大嫌いで。でも、スーパースターの前に『私の』ってついてたことがね。あの瞬間にレッドゾーンまでブーンと針がね、振り切ったんですよ。僕のなかで」

    答えは無限大さ

    《「未来は不知顔(しらんかお)さ、自分で創(つく)っていく。」》

    《「答えは無限大さ、自分で造っていく。」 》

    《私はあなたの孤独に立つ意思を思い出す度に 泪を堪えて震えているよ》

    「スーパースター」のそんな歌詞からは、孤高の求道者としてメジャーリーグで挑戦を続けてきたイチローのストイックな姿が、ありありと浮かぶようだ。

    「いま聴くと最高に痺れる」

    Twitter上では、今回の引退報道に接してこの曲を思い返す人が続出。

    「いま聴くと最高に痺れる」

    「スーパースターを聴いて目頭が熱くなった」

    「この曲が今日ほど胸に来る日はない」

    といった声が広がっていた。

    「孤独が未来の自分の支えに」

    イチローは21日夜に開いた引退会見の最後を、こんな言葉で締めくくった。

    「孤独を感じて、苦しんだことも多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって、大きな支えになるんだろうと、今は思います」

    「つらいこと、しんどいことから、逃げたいと思うのは当然のことなんですけど、エネルギーのある元気なときに、それに立ち向かっていく。そのことは、すごく、人として重要なことなのではないかなと感じています」

    歌詞そのままの、「スーパースター」がそこにいた。

    たくさんのご要望にお応えして、東京事変の2曲「スーパースター」と「閃光少女」の映像を、本日よりYouTubeのオフィシャルチャンネルで公開しています。アルバム『スポーツ』が発表された2010年開催のライブツアー、"ウルトラC"のときの映像です。ぜひご覧ください。https://t.co/ZMUkZzvPIp