仮想通貨はこれで守れ!? 凍った「コールドウォレット」つくる猛者が出現

    これなら安心……なわけないから!

    コインチェックの流出問題を受け、改めて注目が集まる仮想通貨のセキュリティー。仮想通貨の管理にあたっては、インターネットに繋がった「ホットウォレット」に比べ、ネットから遮断された「コールドウォレット」で保管する方が、より安全だとされています。

    ちょっと冷たいけど…

    そんななか、究極の「コールドウォレット」を自作する猛者が現れました。東京の IT企業代表、山口翔誠さん(21)です。

    山口さんは千円札をガッチガチに凍らせると、Twitterに写真を投稿。「自分の資産(JPY)を守るために、『コールドウォレット』を自作してみました。ちょっと冷たいですが、確かにセキリュティ対策になる気がします」とつぶやきました。

    自分の資産(JPY)を守るために、「コールドウォレット」を自作してみました。ちょっと冷たいですが、確かにセキリュティ対策になる気がします。

    ツイートは3千回以上リツイートされ、「これで安心ですね」「こちらメルカリで買えますか? クール便希望です」などと話題に。呼応するように使い捨てカイロの「ホカロン」でホットウォレットをつくる人まで現れました。

    その後、このリアル「コールドウォレット」に預けた資産は、半日かけて解凍し、無事に引き出せたということです。

    本日はこちらのツイートでお騒がせいたしました、、コールドウォレットに預けた資産は約半日かけて無事に引き出しできました(乾燥時に盗まれるリスクが高いことも判明しました) シワシワになった紙幣は今回の記念として、こちらのペーパーに包… https://t.co/RlcYphCf1w

    @kasouken69 はい、このような分散管理用のウォレットケースを見つけました!!

    「笑えるニュースを」

    BuzzFeed Newsの取材に対し、山口さんは製作の理由をこう明かしました。

    「コインチェックなどの一連の報道を見て、マスコミでは仮想通貨について悲観的なニュースばかりがハイライトされてしまっていると感じ、微力ながら自分の友達や家族が見た時に笑えるようなニュースを作りたいと思いました」

    「最初は山にマイニング(採掘)に行くというのも考えていたのですが、絵が地味すぎてボツになりました。その点、コールドウォレットの製作自体は氷を固めるだけだったので、思ったよりも簡単でした」

    今度はぜひ、徳川埋蔵金のマイニングに挑戦してほしいものです。

    BuzzFeed JapanNews