「人生のどん底」を経験したエド・シーラン。救ってくれたのは妻と先輩歌手だった
アルコール依存、暴飲暴食…。グラミー賞4度受賞の人気英国歌手、エド・シーランがインタビューで語った自身の「人生のどん底」の経験とは。
7月、出版社ヘイ・ハウスが「不安障害」をテーマに制作したドキュメンタリー映像を発表した。人気歌手のエド・シーランもインタビュイーとして登場し、自身のプライベートと2015年のツアー中に経験した「人生のどん底」について語った。

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「乱れた食生活にお酒…ツアー中は全く日光を浴びなかったし、運動もしていなかった」

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ツアーの期間中、アルコールに依存していたという。

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「一晩中お酒を飲んでいたよ。ライブ会場の近くにバスが停まっていて、ライブが始まるまでは1日中バスの中で寝る。ライブが始まる頃には起きて、歌って、お酒を飲んで、またバスに戻る。4カ月くらいは日光を浴びなかったと思うよ」
「ツアーの最初のころは、すごく楽しい気分になるんだ。ロックンロールみたいにね。でもその後、悲しい気持ちが襲ってくる。あの時が人生のどん底だったと思う」
エドは自身を「依存体質」と説明し、お酒との関係についても明かした。

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「依存している時は、『適度に』っていうのがとにかく難しい。でもその『適度に』が大切なんだよね。体のタトゥーも(一部ではなく)全身に入っているように、僕は物事を中途半端にすることが嫌いなんだ。だからお酒を飲むときも、ワインを一度開けたら、1杯だけなんてことはせず、ボトル2本くらいは飲んじゃうタイプなんだ」
当時の乱れた食生活についても語った。
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「僕はいつも2人前の食事を注文していたから、昔は『2食のテディ(エドの愛称)』って呼ばれてた。もちろん体重は増えるし、自分の見た目に嫌気がさすようになる。糖分、お菓子、ジャンクフード、コカイン、アルコールは摂取するほど気分はよくなるけど、体には最悪だね」
そんな彼を助けてくれたのは、妻のチェリーさんと、歌手のエルトン・ジョンだったという。

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「エルトン・ジョンと僕には共通点が多いんだ。例えば、彼はアイスをドカ食いして吐くまでデザートを食べ続けたらしい。これ、僕もしたことがある!って思ったよ」

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妻チェリーさんの健康的な生活も、エドにとっては大きな助けとなったそう。

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「彼女はたくさん運動をするから、僕も彼女と一緒にランニングを始めたよ。彼女の健康的な食事のおかげで、僕の食事も健康的になった。彼女はお酒もそれほど飲まないから、僕も飲まないようになった。彼女のおかげで全てが変わったよ」
インタビューでは、他にも「幸せ」や「メンタルヘルス」など、様々なトピックについて話している。
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この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟