誰もが知らないうちに「チャック・ベリーの世界」を聴いている7つの証拠
探せば探すほど出てくるよ。
ロックンロール創始者の一人、チャック・ベリー。誰もが彼の世界に触れてきたことを、お気づきだろうか?

1. ローリング・ストーンズの歴史は、チャック・ベリーから始まっていた

1963年にリリースされたシングル曲「Come On」は、チャック・ベリーのカバー曲。当時のモノラル音源に耳を傾けると、現場の空気感まで伝わってくる。
🔊 ザ・ローリング・ストーンズ「Come On」(モノラル音源)を試聴する
🔊 チャック・ベリー「Come On」(モノラル音源)を試聴する
ローリング・ストーンズがチャック・ベリーのカバー曲を好んで制作していたことは有名。
2. ビートルズのあの曲もチャック・ベリーがネタ元

通称「ホワイト・アルバム」の1曲目、「Back In the U.S.S.R.」のタイトルとテーマは、チャック・ベリーの「Back In the USA」がネタ元だった。
🔊 ザ・ビートルズ「Back In the U.S.S.R.」を試聴する
🔊 チャック・ベリー「Back In the U.S.A.」を試聴する
ビートルズもまた、チャック・ベリーのカバーを多く手がけてきたことで有名。音源をひっくり返すと「え、あの曲も?」という発見があるはず。
3. ビーチ・ボーイズの「サーフィン U.S.A.」もチャック・ベリーが元ネタ

サーファーたちのアンセム「サーフィン U.S.A.」は、チャック・ベリー「Sweet Little Sixteen」をアレンジ。サーフ・ミュージックにしっかり昇華させているのは、さすが!
4. 2014年サッカーW杯の公式ソングを制作したサンタナも「Havana Moon」をラテン調にカバー

カルロス・サンタナは「ローリング・ストーン誌が選ぶ最も偉大な100人のギタリスト(2015年改訂版)」でプリンスやブライアン・メイらをおさえて20位に選ばれた大御所。
5. ほかにも、エルヴィス・プレスリー、ピストルズ、ジミヘン、エアロスミスなど、チャック・ベリーをカバーしたアーティストを挙げればキリがないが…
6. 日本人なら、やっぱりこの人はおさえておきたい。

7. チャック・ベリーが、世の中にどれだけ大きなインパクトを与えてきたか? 端的に表したのがこの映画だ。

舞台は1955年、チャック・ベリーが世紀を超える名曲「Jonny B. Goode」を発表する3年前のことだ。
未来から来た主人公が「Johnny B. Goode」を演奏すると、その場にいたチャックの従兄弟(劇中設定)が大興奮。チャックに電話をかけ、新曲のヒントとして電話越しに聴かせる。
🔊 チャック・ベリー「Johnny B. Goode」を試聴する
未来でも見てなきゃ、あんなに新しいサウンドは作れなかったのでは? え、でもそれ自分の音源だし!
そんな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』らしいタイム・パラドックスの演出が見事にハマっている。
史上初の「ロックの殿堂入り」を果たしたチャック・ベリー。その遺伝子は、今も脈々と受け継がれている。

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