こちら、盲目のペルシャ猫「モエ」ちゃんです。
現在6歳のモエが生まれたのは、中東のオマーンにあるペットショップ。正式な資格のないブリーダーのもと、劣悪な飼育環境で育ちました。
掃除のため頻繁にペットショップに訪れていた女性が、状況を見かね、モエと他の動物を一時的に保護。弱っていたモエを、病院へ連れて行きました。

波乱万丈な人生…ならぬ猫生の冒頭でしたが、モエは現在、エミリーさんのもとで幸せに暮らしています。

劣悪な飼育環境のペットショップから、モエは保護されました。感染症が酷く、両眼球を取り除くことに。今は引き取られ、愛情たっぷりに育てられています。
十分な食事や水も与えられず、狭いケージに何匹も詰め込まれた状態で過ごしていたそうです。
保護当時、モエは1歳。風邪をひいており、放置されていたため症状が悪化していました。感染症が酷く、両眼球を取り除かなければなりませんでした。
手術を受け療養したあと、病院の仲介で、地域の動物保護団体Omani Pawsのメンバーであるエミリー・ショッターさんと、モエは出会いました。
デイリー・メールや、イギリス版Yahoo!ニュースなど、様々な媒体がモエについて取り上げました。
「(オマーンには)酷い状態のペットショップが数多くあります。餌や水を最小限しか与えず、動物を狭いケージに閉じ込めて、おもちゃもベッドもなし。世話は一切しません」と、エミリーさんは動物専門のニュースサイトDodoの取材に答えています。
「このような恐ろしい状況から、動物を救出する人も多くいます。しかし、他の動物が代わりに(ペットショップに)連れて来られるだけなんです」
「何がともあれ、モエ(と他の動物)を救ってくれた女性には、感謝しかありません」
モエの公式サイトでは、グッズも販売されています。売り上げは全て、動物保護団体に寄付されるそうです。