30年以上にわたって別人になりすまし、さらに警察をだまして元の人物を逮捕・入院させたとして、男に12年の実刑判決が下った。
その後30年以上にわたり、キーランズ受刑者はあらゆる場面でウッズさんの社会保障番号を使用した。
ウッズさんの名義で運転免許証を取得したり、複数の銀行から融資を受けたりと、ウッズさんになりすまして社会生活を送った。
2013年、キーランズ受刑者はアイオワ州の病院に管理職として就職する。ウィスコンシン州の自宅から、リモートで働いていたという。
キーランズ受刑者がウッズさんとして人生を謳歌している一方で、本物のウッズさんはホームレス生活を送っていた。
2019年、ウッズさんは何者かが自分の名義で多額の借金をつくっていることに気づく。カリフォルニア州ロサンゼルスの国立銀行に出向き、不正を訴えるが、セキュリティ上の質問に答えられなかったため、警察に拘束されてしまう。
警察は、キーランズ受刑者に連絡。キーランズ受刑者の「(ウッズさんが)自分をだまそうとしている」という主張を信じ、ウッズさんを逮捕した。
ウッズさんは刑務所で14カ月を過ごしたのち、責任能力がないと判断され、精神病院に収容された。5カ月近い入院生活で、向精神薬の服用を余儀なくされたという。
2023年1月、キーランズ受刑者の勤務先を知ったウッズさんが病院に連絡し、事態が動き出す。
病院と警察、FBIも稼働し、キーランズ受刑者の身辺を再び調べた結果、なりすましがついに明らかになった。
ティモシー・T・デュアックス連邦検事は「被害者が苦しんでいると知りながら、キーランズは何十年も別人のふりをして過ごしていた」と犯行を批判した。
「キーランズは被害者の身元を利用して生活し、ローンを組み、信用を手に入れました」
「被害者が自分の人生を送るのを阻み、秘密を守るため、意図的かつ計画的に嘘をつきました」
「今度はキーランズが自らの責任を問われ、何年も刑務所で過ごすことになるでしょう」
