ポーランドのブライアン・スタンレーさん一家のもとで暮らすバーガー・キング(右)は、近所の人気者です。
左は、一緒に飼われているリプリー。
バーガーは、家の柵に空けられた穴から、ご近所さんや通行人たちを眺めるのが大好き。
去年の8月、当時生後数カ月のバーガーはスタンレーさん一家に引き取られました。あまりにも外の様子が気になったバーガーが、柵の下に穴を掘るようになってしまったため、バーガーの好奇心を落ち着かせるためにスタンレーさんが柵に穴を空けました。
「穴が完成するや否や、バーガーはすぐに頭を出しました。穴掘りの習慣もなくなりました」と、スタンレーさんは動物情報専門サイトThe Dodoに話しています。
今年の3月、新型コロナウイルスの流行拡大の影響でスタンレーさん一家も自粛生活を送る中、あることに気がつきます。
遠くへの外出ができないこの時期、今までよりも頻繁に、近所の人々がお散歩ついでにバーガーに会いに来たり、柵の前を通ったりするようになったのです。
そこで、スタンレーさんはあるアイデアを思いつきます。
「そうだ!柵の穴を顔ハメ看板にしちゃおう!」
7歳の息子・キャメロンくんと一緒に、まず最初に挑戦したのはムンクの「叫び」。なかなかの完成度です…!左下には、「THE SCREAM(叫び)」ではなく「THE BARK(吠える)」と書かれています。
はじめはジョークのつもりだったそうですが、ご近所さんからの評判も良く、スタンレーさん親子は次々とバーガー用の顔ハメパネルを完成させました。
フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」も、バッチリハマっています。
左下には「骨の耳飾りの犬」の文字が。
お気づきでしょうか。顔出し看板には、毎回スタンレーさんの「犬ジョーク」が隠されています。例えばこれは、「ジョーズ(JAWS)」ならぬ「パウズ(PAWS)」。
パウ(PAW)は英語で手、特に犬や猫など肉球のある手のことを指します。
「ジュラシック・パーク」ならぬ、「ジュラシック・バーク」。
バーク(BARK)は英語で「吠える」という意味です。
パックマンの時期もありました!
バーガーもニッコニコ。
「通行人たちがバーガーと自撮りしているのをよく見かけます。バーガーに顔を出してもらうために、おやつを持ってくる人もいますよ!」とスタンレーさん。
最新作は、新聞風。「頭が犬の赤ちゃんが、オハイオで誕生!」と見出しに書かれています。
数週間ごとに新作を出しているとのことで、こちらは9月23日まで。次のパネルが楽しみです!
これまでのパネルとバーガーの様子は、以下のSNSからチェックできます。
インスタグラム:@thedogfence
フェイスブック:The poland dog face(コミュニティ)
サムネイル画像/Getty Images