カナダで開催されるスポーツイベントで、アメリカ国歌斉唱時にブーイングが相次いでいる。
2月2日、トロントでNBAトロント・ラプターズ対ロサンゼルス・クリッパーズ戦が開催された。
試合前、アメリカの国歌斉唱で大規模なブーイングが起きている。
同日バンクーバーで開催されたNHL(ナショナルホッケーリーグ)のバンクーバー・カナックス対デトロイト・レッドウィングス戦でも、同様の場面が見られた。
モントリオールでは、2月12日からNHL4カ国対抗(1次リーグ)が開催されている。
結果は、3対1でアメリカの勝利。カナダのドリュー・ダウティ選手は、「もちろん何が起きているか知っているし、カナダ人のいら立ちも理解できる」としたうえで、「国家みたいなものは尊重するべきだと思う」と、ブーイングに反対の立場を示した。
アメリカのコナー・ヘレビュク選手は、ブーイングを「気にしていない」と語る。
「カナダの人々には言論の自由があります」
「ブーイングは、私にとって特に何の意味も持ちません。好きにしたらいい。個人的に、私は(普段)ブーイングをしませんけどね」
一連のブーイングブームについて、カナダ人ジャーナリスト、ピーター・クテンブルワーがCBCの取材に答えた。今後カナダで、「類を見ない愛国心の表現を目撃することになる」と彼は分析している。
カナダ人はあまり自己主張が強くなく、「この種の愛国主義に慣れていない」と前置きしつつ「非常に強力な隣国の妨害を恐れている」と語った。
「私たちは、祖国への献身と愛情を表現する場を求めています。(ブーイング)その方法であり、必要な行為です」
