この黒い物体、何…?料理大失敗と思いきや、プロパティシエの本気再現に笑った

    まさか本当に食べられる消し炭を作ってしまうとは。

    プロのパティシエが作った、このケーキ、芸術的すぎじゃないですか?

    淡い色合いがとても素敵で、『不思議の国のアリス』ぽさもあり、可愛いです〜〜

    ……あれ?こちらは…?同じパティシエがつくったものなのに...?

    戸惑いますね。

    何らかのアニメやゲームに登場するアイテムを思い浮かべた人もいらっしゃるかもしれません。

    この黒い物体が、Twitterで話題です。

    プロのパティシエのイチカワミズホさん(@sweetscreator)がサブアカウントで投稿した写真が、6700回以上リツイートされ、1.3万を超える「いいね」が集まりました。

    いったい何なんだ…!?

    これ、料理に失敗したわけではなく、ご自身がレシピを考案した「食べられる消し炭」なんです。

    🤎パティシエ直伝 食べられる消し炭レシピ🤎 🍴材料🍴 バター50g/アーモンドパウダー25g/薄力粉40g/ブラックココア20g/グラニュー糖50g ①やわらかくしたバターに他の材料全部ぶち込んで混ぜる。 ②手早くまとめて消し炭サイズにちぎる。オーブンシートに乗せて170度で30分焼く。

    Twitter: @mizuho_es

    焦げているのではなく、ココアの色とのこと!

    「元々はシュトロイゼルというそぼろ状の生地になります。ドイツ由来の生地ではありますがフランス菓子にも度々使用されます」

    「基本配合は材料全て同割なのですが、大きめに形を残したかったのでアーモンドパウダーの割合を少なくしています(アーモンドパウダーを入れると焼いた際に広がるため)

    また撮影用のためココアの配合かなりを多めにしています。さらに強度対策として焼き時間を通常より長くしています」

    非常に考えて作られているお菓子なんですね。

    作った理由は、ミズホさんが参加する予定の企画展(@confectionery_d)で「真っ黒のゴツゴツしたテクスチャのクッキーが必要」だったからだといいます。

    ミズホさんと7組のアーティストたちが、童話とお菓子をモチーフに作品を制作、展示をする内容だそう。

    食べられる消し炭への大きな反響を受け、「ゲームに出てくる料理で、そのゲームのコスプレイヤーさんが小道具で利用してくれたらいいなぁ程度だったのでとても驚いています」と受け止めたご様子。

    そう話す一方、「ちゃんとしたお菓子も制作できるので、ネタ料理よりはそちらを見て頂きたいというのが本音です」とも。

    やっぱり凄すぎますね…!焼き菓子屋さんもやっているそうで、その実力に脱帽です!