挙式が中止になった2人が選んだ“オンライン結婚式”。すると「予想以上に楽しかった」

    新型コロナウイルスの影響で、結婚パーティーを中止にした女性が代わりに開いたのは「オンライン結婚式」。どのような式だったかというと...?

    止まらない、新型コロナウイルスの感染拡大。結婚式を予定していたカップルにも、大きな影響が出ています。

    出席者への感染を懸念し、止むを得ず、中止や延期を決断した人たちも少なくありません。

    そうしたなか、参加予定だった人に楽しんでもらおうと、「オンライン」で式をあげたカップルがいます。

    私事ですが、本日無事にオンライン結婚式を終えて、予想以上にめちゃめちゃ楽しかったことをご報告させていただきます。 参加(ご視聴?)いただいたみなさんに心から感謝🙏🙏🙏🙏💓💓

    ShanMyan / Via Twitter: @MyanShan

    「オンライン結婚式」を開いたのは、ShanMyan(@MyanShan)さん。夫とともに、ミャンマーに暮らしています。

    もともと、3月29日に日本で友人を招いた結婚パーティーを開く予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で、中止になってしまいました。

    「せっかくなので、その日を開けておいてくださった参加者の方々のためにも、何かしたい」

    そう考え、夫と2人で意見を出し合って決めたのが、自宅で式を開いて「YouTubeライブ配信」をするというアイデアでした。

    すぐに、衣装やケーキ、装飾などの準備を進めることに。ShanMyanさんはこう語ります。

    「衣装は二人ともミャンマーの服屋さんで仕立ててもらいました。日本ではドレスを買うなんて想像できないと思いますが、ミャンマーでは破格の値段、2人あわせて1万円ほどでオーダーメイドで衣装が作れちゃいます」

    ケーキもオーダーメイドで頼み、壁の飾り付けは自分たちでセットしました。

    楽しんでもらえるように企画し、充実した式に

    そうして開いた「式次第」は以下のような内容でした。

    • 新郎スピーチ
    • 乾杯
    • 2人の生い立ち紹介
    • 視聴者からの質問コーナー
    • それぞれの友達からのエピソードトーク
    • 2人の馴れ初め
    • 人前式
    • 謝辞


    「参加者の方に少しでも楽しんでもらえる企画になるように」と、こうした企画もすべて、自分たちで考えたといいます。

    オンライン結婚式当日の参加者は90人。結果として友人だけではなく、親族も見たといい、中継、録画も合わせて再生回数は1200回を超えました。

    ShanMyanさんは「予想以上にものすごく楽しかった」。終始、笑顔が絶えない式になったといいます。

    「YouTubeライブだと、チャット上で参加者の方からコメントをいただけるので、そのやりとりがとても楽しかったです」

    参加者からの温かいメッセージ

    参加した友人たちからも、大好評だったようです。2人に寄せられたメッセージを一部、紹介します。

    「すっごい楽しかったし、こんな時期だからこそ元気をもらえた!」

    「最初だけ見ようと思ってたのに、面白すぎて結局最後まで見ちゃった!」

    「海外に住んでいるので、オンラインで参加できてよかったです!」

    「家族みんなで見ました!」

    「生配信も見たのに、録画のやつももう一回見たよ~!」

    夫とともに、「ほんとにやってよかったね」と振り返ったShanMyanさん。「盛り上げてくれた参加者の方々に感謝です」と話しました。

    「夏には安心して…」

    夏頃には親族だけの式を開催予定だというShanMyanさん。「その時には親族みんなが安心して式に参加できるよう願っています」と話します。

    そのうえで、同じような境遇にいる人たちに対しては、このように語りました。

    「きっと結婚式への思い入れが強く、たくさん時間をかけてきたご夫婦にとっては本当にやりきれない事態だったと思います」

    「じっくり夫婦で話し合って、それぞれのご夫婦の納得する形で結婚式ができたら一番いいと思います」

    ShanMyanさんのオンライン結婚式の舞台裏は、YouTubeチャンネルにもアップされています。