コロナ禍にクリスマスプレゼントを待ち焦がれている子どもたちのために

    NPO法人チャリティーサンタが、貧困や災害などで困窮する家庭にクリスマスプレゼントとして本を届ける「ブックサンタ」プロジェクトが今年も開催されている。

    貧困や災害などで困窮する家庭に、クリスマスプレゼントとして本を届ける――。そんなプロジェクトが、今年も進められている。

    主催するNPO法人「チャリティーサンタ」は、新型コロナの影響で収入が減った家庭が多くあることを踏まえ、8000冊の本を届けることを目標としている。

    近隣の書店などから本を購入し、寄付することで、誰かの「サンタさん」になることができる。

    参加方法は?

    チャリティーサンタが展開するプロジェクト「ブックサンタ」は、貧困や病気、災害などで苦しい状況に置かれた子どもたちへ、サンタクロースが絵本を届ける取り組み。

    書店で本を購入し、そのままレジで寄付することで、クリスマス当日の子どもたちに「サンタクロースから本が届く」仕組みだ。

    対象となる書店は36都道府県307店舗だが、近くにない場合はオンライン書店ホンヤクラブからも参加できる。

    クラウドファンディングでは、本の購入費や活動にかかる費用を支援できるコースもある。

    寄付された本はボランティアが全国各地に届けた後、サンタクロースによって子どもたちにプレゼントされる。

    プロジェクトの実施期間は、12月24日(木)まで。

    コロナ禍で困窮する子どもたちに、たくさんの本を

    チャリティーサンタは2008年から、申し込みがあった子育て家庭にプレゼントや思い出を届ける「サンタ活動」を行ってきた。

    このうち「ブックサンタ」プロジェクトは2017年から始まり、届けた家庭からは大きな反響があるという。

    新型コロナの影響もあり、最近は収入が減少した困窮家庭などからプレゼントの応募が多く集まっている。今年度は8000冊を子どもたちにプレゼントすることを目標に掲げている。