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Posted on 2020年4月14日

在宅勤務の人全員に届け。体調を崩さないために漫画家が編み出した、崖っぷちライフハックを見て!

「『自分で自分に優しくする』ということは、一時の享楽とはまた違った、ゆるやかだけれども確実な快感がある、ということに目覚めていただけたらうれしいです」

在宅勤務初挑戦の人へ。

新型コロナウイルスの影響で在宅での勤務が推奨されているいま。

いつもとは違う環境下での業務に体調を崩す人も、中にはいるかもしれません。

そんな中、「在宅歴30年の漫画家が、在宅心がけを描いてみました」【初心者編】と綴ったツイートが注目を集めました。

在宅に心がけが……?しかも初級編……?いったいどんな内容なのかというと……?

「換気と室温」

芳崎せいむさんのTwitterより / Via Twitter: @yseimu

換気が「在宅作業中に思いのほかおろそかになる心がけ」No.1 だと思うのですが、どうでしょうか。

最近の住宅は密閉度も高いので、 朝は必ず1回、あとは気になったら窓を開けて換気しましょう。

それから在宅の人は、きっと何らかの方法で、室内の温度と湿度をぱっと計測できるようにしている人が多いと思います。

適温は個人差があると思いますが、目で温度と湿度を確認できるようにしておくと、長いスパンで快適な作業環境を構築できますのでおススメです。

「陽に当たる」

芳崎せいむさんのTwitterより / Via Twitter: @yseimu

朝10分くらい陽に当たる。(あたりすぎない) そのための工夫としては

・部屋干しに頼らず洗濯物を外に干す

・スーパーか通販で鉢植えの植物を買ってきて その世話をする。(枯れた葉っぱや花がらをつまむ感じ。水はやりすぎない。もしも 枯れてもへこたれない。)

・曇りの日も、太陽光はちゃんとあるので(でなかったら夜並みに なにも見えないはず)、同じように、 陽に当たるようにする。

「水分補給と排泄」

芳崎せいむさんのTwitterより / Via Twitter: @yseimu

自室にはスタバも自販機もないので、 自分から水分を取るようにしましょう。

電気ポットは必須ですが、外勤から在宅になったのなら、1個のマグカップを2、3個増やしてもいいと個人的には思います。

室内用に水筒を使ってもいいです。

それから、人は立ち上がった時に尿意を覚えやすい。

逆を言えば、座りっぱなしだと トイレがおろそかになる、ので気をつけましょう。

「運動と休憩」

芳崎せいむさんのTwitterより / Via Twitter: @yseimu

在宅にとってなにが「運動」かと言うと、「家の片づけや掃除、洗濯や自炊などの家事を それなりにマメにやる」と言うことです。

ホテルのメイドさんはアスリート並みの運動量だと言われています。

運動好きを止めるつもりはありませんが、「運動不足解消」のために嫌々ジョギングして、部屋の中はぐちゃぐちゃ、と言うのは「もったいない」と思うのです。

頑張りすぎはよくないですが、運動だと思って毎日5分ずつくらいこまめにやりましょう(自戒)

いままでの中で一番大切な項目は「休憩」です。

45分作業したら5分休憩など、慣れないうちは意識的に休憩を取りましょう。

食事もとり終わったらすぐ作業に戻らず、時間を決めて休憩しましょう。

外に出ないとお風呂などもおろそかになるかもしれません。

でも自宅で過労死、なんてなりたくないですよね。ありえなくはないのです。

BuzzFeedはこの「在宅心がけ」を描いた、漫画家の芳崎せいむさんを取材しました。

「もともと漫画家というのはこもりっきりで作業する時間が多く、私も多忙な時期は2週間、家から出られない、などという不健康なことはざらでした」

今回緊急事態宣言を受けて、あらためて家から出ないようにしていたという芳崎さん。「仕事で出られない時とはまた違った負荷を感じた」と語ります。

「かなり在宅慣れしている自分でもけっこう大変なのだから、通勤の方がいきなり自分の家で『仕事』というものをしなければいけなくなるというのは人によっては意外と大変でしょう。そのことを記事にしたいと数日間考えを練っていたところ、若い社会人の方の身体の不調の話を聞いて、実際に描いた次第です」

「本来まったくマメな性分ではないので、その私でも最低限やっておかないとまずいよ、という崖っぷちのライフハックを紹介させていただきました」

もともとは、この春からの社会人の方や、独身のひとり暮らしの方に届けば、と今回の作品を描いたのだと話します。

その上で、Twitterにアップしたところ……?

「主婦の方が自分の答え合わせのように読んでくださったり、社会人をしながら絵や小説を手がけている若い方がそちらの作業で共感してくださったりして、私自身の思いを越えて受け止めていただけたことが大変ありがたいです」

実際に30年間、在宅勤務をしていて、体調を崩された経験を聞いてみると…?

「心身ともに調子を崩したことは、20代の終りにありました」

「不器用な人間なので、自分のメンテナンスをする、という意識と技術がまったく欠けていたのだと思います」

その時に何をして治していったのか聞くとこのような答えが。

「散歩が非常に効果的でした。よく川べりの土手で高村薫の小説を読んでいました」

最後にTwitterで【初級編】と書いてある理由を聞いてみました。

「初級というのは『ほぼ全ての人間にあてはまる普遍的なライン』という意味で、何年も在宅仕事をなさっている方なら、みなさん身につけていらっしゃると思います。ここをクリアしないと、早晩身体をこわしてしまうので」

「中級は、おそらく個別に変化する部分なのではないかと思います。人それぞれの好みや状況の条件で変わってくるというか……。ですから、ご自分自身の『より快適な在宅作業』を追及していただければと思います」

「上級は……少し考えたのですが、『翔んで埼玉』のようなアイデアになってしまうので止めておきます」

「『自分で自分に優しくする』ということは、一時の享楽とはまた違った、ゆるやかだけれども確実な快感がある、ということに目覚めていただけたらうれしいです」