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「崩壊する」教育現場。小学校教諭の過酷さを伝える漫画が話題。

小学校の先生の一日はこんなにも「ブラック」だった。今後、外国語教育やプログラミングが導入される公立小学校。元教諭が教育現場の大変さを知ってほしいと描いたルポ漫画に共感の声が寄せられています。

来年度から小学校教育で必修となる外国語やプログラミング。

現場の先生たちには、新教科を教える余裕があるのだろうかーー。教員サイドの実情を伝えようと、描かれた漫画に反響が集まっています。

もともと教員をしていた彼女。新しい教科が増えることに、素直に賛同できない理由があります。

それは、教育現場の現場を知っているから。

質より量を重視する、現在の教育に違和感を抱いています。

崩壊していく教育を救うにはどうしたらいいのかーー。

日本の教育を変えるにはどうしたらいいのでしょうか。

作者は元公立小学校教員のこちゃさん。そのブラックな労働環境から適応障害になり、1年で「憧れだった」教師をやめたといいます。

「あまりの現場の忙しさに自分を大切にする時間がなくなり、病気になり、辞めました。その後、教員でなくても教育で社会に貢献したいと思うようになりました。私も昔は、教員に憧れていた。でも、後輩たちに『やりがいがあるから目指すといいよ』なんて軽い気持ちでは言えません」

その実態を伝えるために漫画を書いているという、こちゃさん。BuzzFeed Newsの取材にこう語ります。

「このような状態では、病休したり、辞めていく先生は多いままだろうなと思います。文科省の方々は、一度先生を経験されるといいのではないかと思います。経験していただけば、すぐにでも現場の危機感がわかるはずです」

こちゃさんの語る実態は、こちらの記事から。

教育現場のブラックな実態を知ってほしい。元小学校教師の叫び。