100歳まで生きた祖母が遺した「葬式の心得」に「私も使いたいです…」と大反響

    私も自分の命が絶える前に「葬式の心得」を記して伝えておきたい……。

    生前、おばあさんから託された10項目の「葬儀の心得」が話題です。

    きよきよさん(@kiyokiyokingdom)がTwitterで、自身の祖母から渡されていた茶封筒の内容を紹介したところ、1万回以上リツイートされ、6.9万回を超える「いいね」が集まりました。

    リプライ欄では「心得の数々かっけぇ〜!!」「この心得私も使いたいです…」など、大反響が寄せられています。

    注目の10の心得とは……?

    祖母の葬儀は祖母の遺言通りに執り行なわれた。死んだら開けて欲しいと言っていた封筒の中にあ ったのは
    自分の遺影、 夫の写真、 葬式の心得、

    葬式の心得

    1. 通夜も告別式もお別れ会程度にしておけ
    2. 参列は子と孫のみ
    3. 孫は仕事があればそちらを優先しろ
    4. 孫嫁、曾孫は来なくてよい
    5. 極力金をかけるな
    6. 告別式、火葬、納骨は同日中に済ませろ
    7. 香典はじめ生花、花輪、盛り籠は一切貰うな
    8. 折角子や孫が集まったなら宴会しろ。その際 は食事処『●●』でやれ。金なら払ってある。
    9. 49日やその他の法事はしないでいい。坊主にはその旨伝えてある
    10. 遺されたものは楽しく生きろ!
    以上

    粋な心得を用意していたおばあさんは、遺影の写真選びも抜かりなかったようです。

    4年前うちの祖母が『亡くなった後に開封して欲しい』と託した茶封筒が今読んでも胸熱だから見て。 因みに3枚目がばあちゃんが遺影に使えと言った写真、4枚目が実際のばあちゃんwwwwwホント最期まで笑わせられたわー😂親族爆笑のお葬式😂良き🌼

    きよきよ@やれば出来る人さんのTwitterより / Via Twitter: @kiyokiyokingdom

    4年前うちの祖母が「亡くなった後に開封して欲しい」と託した茶封筒が今読んでも胸熱だから見て。 因みに3枚目がばあちゃんが遺影に使えと言った写真、4枚目が実際のばあちゃんwwwwwホント最期まで笑わせられたわー😂親族爆笑のお葬式😂良き🌻

    BuzzFeedは投稿者に話を聞きました。

    うちのばあちゃんが好評なので、過去に描いたオバァの漫画そっと置いておきます😂 漫画垢の方もお時間ある方は覗いてみてください😊あ、でも最近はオバァネタは描いてないのですが…四回忌だし何か描こうかな… https://t.co/u9aVRY76Tp

    きよきよ@やれば出来る人さんのTwitterより / Via Twitter: @kiyokiyokingdom

    きよきよさんは、医療現場や大学で働く傍ら、イラストレーター・漫画家『きよまろ(@sobomiyako98)』として活動しています。

    今回、他界したおばあさんについてなぜ投稿したのでしょうか。

    「SNSで『4年前の今日』を何となく振り返って見ていたら、祖母の葬儀の事が書いてありました。その時の記事を振り返って読んでも、オバァは凄いなぁって。お彼岸で思い出すところもありましたし、呟きました」

    大正生まれ。人一倍苦労した人生。

    きよきよ@やれば出来る人さんのTwitterより / Via Twitter: @sobomiyako98

    「関東大震災や東京大空襲を生き延び、戦後に戦地から帰還した夫(きよきよさんの祖父にあたる方)も若くして直ぐに亡くなりました。未亡人として4人の子どもを育てた、肝っ玉母さんでもありました」

    「その分、苦労も人一倍あったと聞いていますが、私には気丈で明るくユーモア溢れる人柄で慕われていたと思います。頭が良く、夫亡き後には、医療系の資格を取って家族を養っていたそうで努力家の一面もありました」

    絶命後にお金をかけるなら……。

    引用RTなどのコメントで『人が亡くなっているのに笑うとか不謹慎』とか遺影や葬儀のあり方について不愉快といったコメントをお見かけしますがそれは読み手が私のオバァを知らない事と自分の価値観で見ているからだと思います。平素繋がりがとても深く濃かったオバァは死についていつも諭してくれました

    きよきよ@やれば出来る人さんのTwitterより / Via Twitter: @kiyokiyokingdom

    ちなみに、茶封筒の存在は、親族一同が知っていました。

    「『遺産関係ではないから気楽に開けてよ』と言っていたので、オバァらしいなぁと皆で笑った次第です」

    亡くなったあとの実際の葬儀では、おばあさんの意思を尊重して「心得」の通りに執り行ったそうです。

    「祖母も100歳で他界しましたので、親族も高齢で移動などにも一筋縄では行かないのをよく知っておりました。よって、お悔やみや供物を生前より断っておりました」

    「常々『死んだ後に金をかけるなら、生きている間に掛けてくれ!』と言っておりましたので、それぞれが存命中に祖母の好物や特産品、旬の物を贈っていて、供物が無い事を後ろめたく思う者はいませんでした」

    「立つ鳥跡を濁さず」の姿勢

    →まぁ…一言で言えば『愛』ですよ愛💗全員がオバァの事が大好きで、そして今も大好き、これから先も大好き❤だから勿論思い出しては涙する事もありますし寂しさもありますが、でもそれを凌駕して尚私の心に温かく生きているのです。Twitterですので文字数と私の表現の問題についてはご容赦下さいね☺️

    きよきよ@やれば出来る人さんのTwitterより / Via Twitter: @kiyokiyokingdom

    「多くの方から反響があったのは、やはりどの世代であっても『自分の死』や『親や兄弟の死』といった、いつか待ち受ける『死』がテーマだったからだと思います」

    「人の死亡率は100%、であれば自分はどうありたいか?と言う漠然とした課題に対して、オバァの選択した『立つ鳥跡を濁さず』の姿に共感された方が多かったのではないでしょうか」