幼い息子さんが、1人でシャワーを使えるように……。お父さん作の道具が話題です。
石黒正数さん(@masakazuishi)が、1枚の写真をTwitterに投稿したところ、7千回以上リツイートされ、5万9千を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄には「これマネして作ってみます」「こんな発明してもらえるの羨ましいです」「特許申請ワンチャン?」など、反響が寄せられています。
その道具とは……?
シャワーヘッド(仮)から液体(仮)が出ている〜っ!
ダンボールと思しき厚紙とビニールひも(スズランテープ)で、シャワーから流れ出るお湯を再現しています。
こんな楽しそうな発明品があったなら、シャワーに恐怖心を感じなくなりそうです。
なんて画期的なアイデアなのでしょう……。
BuzzFeedは投稿者で漫画家の石黒正数さんに話を聞きました。
3歳の息子さんと暮らす石黒さんは、漫画家として活躍しています。
これまでは、お風呂用の椅子を使って、仰向けの状態(美容院のスタイル)になってもらい、石黒さんが髪を洗ってあげていたそう。
ですが、今後のことを考えて、息子さんが1人で髪を洗えるようにしたかったのだといいます。
「旅行時などの出先では不便だと思ったので、なんとか普段から濡れずに、克服できないかと思いました」
ツイートでは、この疑似シャワーを使いはじめてから、たったの2日で実際にシャワーを使えるようになったと綴っていました。
息子さんは、どのように練習を積んだのでしょうか。
「頭の上にかざしてシャラシャラ振ると、紐が当たった感じがシャワーに似ているので自然と立ち洗いのポーズを取るようになりました」
「また、疑似シャワーを渡すと自分でシャワーを浴びるようなしぐさをして、遊び感覚でシャワーに慣れたような感じです」
親子揃って、凄すぎる……。
ちなみに、疑似シャワーの主な材料は、要らなくなった段ボール箱とビニール紐なのだそう。
仕上げに、絵の具で着色し「だいたい3時間で作りました」と振り返ります。
多くの人から寄せられた反響を見て、意外に思ったそうです。
「普段からこんな感じの暮らし、子育てなので、疑似シャワーにこれほどの反応があるとは驚きです」
最後に、息子さんが自分でシャワーを浴びられるようになって、変わったことを聞いてみました。
「子どもは何かを克服するたびに、自信がついて得意げになっていきます(笑)」
「親としては、出先でも頭が洗えるようになったので、行動範囲が広がり嬉しいです」
〈サムネイル/Getty Images〉