企画デザイン2時さん(@niji_2oclock)が、あるアイデアをTwitterに投稿したところ、6.4万回以上リツイートされ、28.1万回を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄では「よく思いつきましたね」「欲しいです!! 販売してください!!」「逆転無罪や全員死刑などの別バージョンも是非とも」など、大反響が寄せられています。
その話題の発想とは。
わんちゃんが口にくわえているもの……それは?

なんと「勝訴」と記された紙です!!!

「うれしそうに判決を取ってきてくれる、犬用のおもちゃを作りました。」
とのツイート。
わんちゃんが「勝訴」以外の判決も運んできてくれたら、よりワクワクするような……(本来の趣旨とは異なりますが……)。
「無罪」「不当判決」「逆転勝訴」「違憲」……とかとか。
妄想しているうちに、だんだん作者さんたちの存在が気になってきました。
なので……!BuzzFeedは投稿者に話を聞いてみました。
「企画デザイン2時」とは、株式会社2時という京都市内に事務所を構えるちいさな商品企画会社なのだそう。
代表兼プランナーの楢﨑友里さんとデザイナー兼プランナーの田中桃子さんの2人で、ユニークな雑貨の開発と商品デザインをしているんだとか。
過去にはどんな商品を制作されたのでしょうか……?
学生が一度は苦しめられた経験があるであろう、動く点Pをモチーフにしたポーチや……?
動く点Pポーチを作りました 点Pがファスナーのスライダーになって、線分BC上を移動します。
物理的にリツイートや「いいね」ができるライトなど。
物理RT、物理いいねができるライトを作ってみました。
思わず「て、天才……?」と言葉が漏れ出てしまうくらい、秀逸なアイデアを形にしています。
取材に回答してくれた楢﨑さんは、今回おもちゃをつくった背景をこのように話します。
「Twitterに、面白い企画を定期的に投稿しようと考えておりまして、ペット用品でなにかアイデアがでないかな、と思ったときにひらめいた商品案です」
「私は実家で犬を飼っているのですが、おもちゃを投げる『取ってこい遊び』が好きです。(愛犬は)いつもいい笑顔でおもちゃを持ってきてくれるんです。わんちゃんが遠くからいい笑顔で走ってくる姿と、裁判所の前に判決を持って走ってくる人のイメージが重なり、この商品アイデアが生まれました」

ちなみに、今回製品のモデルを務めたのはポンタくん。ご友人が飼っているわんちゃんでした。
「結構良い位置を噛んでもらうのが大変だったので、製品化にむけてまだ改善の余地はあるなと思っています」
今回はタオル生地にアイロンプリントで「勝訴」の文字をプリントし、中綿を入れて作られたといい、今後に向けて「プリントだとわんちゃんが噛んで(文字が)はげるおそれがあるので、刺繍などで再現したいです」と意気込みます。
モデルのポンタくんは勝訴をとても気に入り、我が物としていました。 (撮影後、ポンタくんへの謝礼としてジャーキーとともに勝訴も差し上げました。)
多くの人から届いた反響にとても驚いたようで、「ここまで大きな反響をいただいたのは初めてだったので、撮影に協力してくれたポンタくんのおかげだと感謝しています」と話しています。