コンドームの必要性、再確認しませんか?

なんとセーラームーン!オカモト株式会社との共同企画で12月1日にSHIBUYA109でコラボコンドームが配られます。

どうして渋谷で配布…?その理由は「価値があるから」

いったいどうして患者数が増えているのでしょうか。原因は…?

12月1日のイベント詳細はこちら。

UPDATE
記事中の表現を一部変更しました。
性病予防のために、厚生労働省とオカモト株式会社があるキャンペーンを打ち出しました。それはセーラームーンとコラボしたコンドームの配布。SHIBUYA109で12月1日に行われます。配られるコンドーム、実はある工夫がされていて……?
性感染症のひとつである「梅毒」が流行しています。
患者数は20年前と比べると2019年には10倍にまで増えているのです。
そこで厚生労働省と、コンドームメーカーが協力してキャンペーンを打ち出しました。
そこで起用されたキャラクターが……
この企画を始めた理由をオカモト株式会社の担当者はBuzzFeed Newsの取材にこのように語ります。
「性感染症の患者数は年々増加傾向にありますが、特に近年、大幅に増えています。そこで厚生労働省として普及・啓発に力を入れていきたいと依頼され、今回、配布します。ちなみに、患者数が前年の約1.7倍になった2016年にも配布を行いました」
12月1日にSHIBUYA109のイベントスペースで3000個配られるというコンドーム。担当者はこのように答えます。
「若者に対して啓発していかないといけないという意識からシンボリックな場所で配ることは価値があるのではないかと考えました」
また、コンドーム自体になにか特別な要素があるのか聞くと「ビバジェル」という聞き慣れない単語が。
「『ビバジェル』というHIVやHSVに対して抗ウイルス作用が確認されたジェル剤が付いています。『避妊』だけではなく『性感染症予防のためのコンドーム』という観点をより訴求できるようにしました」
しかし臨床における抗ウイルス作用は確認されていないんだとか。
今後も配布活動の要望があれば地方自治体単位で対応していきたいと話し「厚生労働省と来年度に向けて話し合っている」と言います。
厚生労働省の担当者は「はっきり原因は断言できない」と語ります。
「純粋に患者数が増えているのか、性感染症検査が普及してきて判明しているのか正直なところ、断言できません」
これ以上患者を増やさないため、コンドームにどんな狙いがあるのかというと……?
「今回のセーラームーンとのコラボコンドームで性感染症への知識を持っていただきたという狙いがあります。一般の方にも性感染症検査を受けていただけると嬉しいです」
実際に、こんなにも流行することになった梅毒。「性教育の必要性」について質問をすると
「文科省と連携して今後進めていきます。今すぐに対策は申し上げられません」
との回答を得ました。
日時 2019 年 12 月 1 日 13:00~19:00(配布物がなくなり次第終了)
場所 SHIBUYA109 店頭イベントスペース
セーラームーンコンドーム3000個と一緒に、厚生労働省が監修した性感染症リーフレットも配布されるということです。
記事中の表現を一部変更しました。
Reona Hisamatsu reona.hisamatsu@buzzfeed.com に連絡する.
Got a confidential tip? 👉 Submit it here