ペコちゃんの「ポップキャンディ」、大きさ変わってない? 不二家に聞いてみた。
大好きだったペコちゃんの棒つきキャンディの直径が小さくなっているかもしれないという説が浮上。検証するため、不二家に聞きました。
私たちが幼かった頃、お菓子コーナーで憧れだったあの姿。

私たちがスーパーで不二家のポップキャンディをねだっていた時のことを思い出してほしい。
そう。パッケージにペコちゃんが描いてある、飴に動物が描かれた棒付きのキャンディだ。
他のキャンディと違ってどこか優越感があった。駄菓子屋にも売られていた。
いつまでも私のお気に入りだ。
胸に刺さった一言。
最近、職場にポップキャンディを持っていく機会があった。
そこである発言をした記者(31)がいた。
「ポップキャンディ…なんかサイズが小さくなった気がしない?」
言われてみると困ったことに、本当のような気がしてくるのだ。その場に居合わせていた人間も「確かに」といい始めた。
さらに飴の表面には動物ではなく、じゃんけんのレリーフが描かれている。
ずっと食べているのに気づかないことなどあるのだろうか。
頭を抱えた私は、不二家ポップキャンディのホームページを見てみたが、サイズに関する情報は見当たらない。
もしかして、知らない間にサイズが変更されているのではないかーー。
そんな疑問が脳内をかすめた。
ポップキャンディの秘密は…

そこで不二家広報室を直撃。担当者はBuzzFeed Newsの取材にこのように答える。
「17年から18年前に、キャンディの厚みを6mmから7mmに変更し、より割れにくい品質に改良しました。しかし重量は変えておりません」
結論からすると、飴の直径が若干小さくなったことに気づいた31歳の記者。
とても目敏い。
その他にも飴の表面のレリーフに関するこんな事実も発覚した。
「5年か6年前に、現在のじゃんけんレリーフに変更しました。理由は動物のレリーフがキャンディ上で綺麗に表現しにくかったためです。動物レリーフが採用されていた期間は6年ほどです」
実は中国でも生産。

実はポップキャンディは近隣の中国でも2006年から現地で生産・販売しているというから驚きだ(写真はイメージ)。
「中国市場ではポップキャンディが不二家内での売れ筋1位商品となっています。売上金額は非公開とさせていただきますが、中国には、ポップキャンディ専用の製造工場もございます」
人気の理由を聞いてみると、中国に向けたある工夫をしていることがわかった。
「現地の皆様に人気の『ペコちゃん』『ポコちゃん』というキャラクターと、日本でもお馴染みのフルーツ味に加え、中国のお客様の嗜好に合わせたミルク味や梅味などを含む約20種類の豊富な商品ラインアップでお客様にお楽しみいただいていることが、ご好評いただいている理由と考えております」
「また、安全・安心で高品質かつおいしいと定評のある日本ブランドであることも、理由の一つかと思われます」
ちなみに今年2019年に中国国内の工場にビスケットの製造ラインを新設し、6月から販売をスタート。現在拡売を図っているという。
担当者によると、ポップキャンディの発売は1954年。誕生した理由を問うと、「当時の発売経緯は分かりかねます」と回答した。
また、今後、消費増税などの影響を受けてのサイズ変更の予定は現在のところないという。