「漫画家に成るべくして成る人たち」と題された2枚の漫画があります。
それは、新野みらさん(@niinomr)が人生で初めてプロの漫画家のアシスタントとして働き始めて感じたことを綴った作品です。
ストーリーは「最近わたくし思うのですが」と、読者に語りかけるシーンから始まります。


最近思っているのは、漫画家になれる人は「成るべくして成っている」ということでした。
理想を語るのではなく、息を吸い込んでは吐くように、とにかく日々漫画と向き合っているのです。
思いついたら即やってみる行動力と毎日漫画を描き続ける継続力。
そう。周囲に対して、圧倒的な「描きました」を見せ続けて成るべくして成っていたのです。
だから、努力が結果に結びついたときには、その様子を見ていたこちらが嬉しくなる。
そして、楽しみながら漫画を描くことの虜になっている漫画家たちの姿が浮かんでくるのだといいます。
BuzzFeedは新野さんに話を聞きました。
それゆけ漫画家志望子ちゃん! - ジャンプルーキー! 今日の更新は…この後22時です!!!!!!!!!!! 時間あったからこの回めちゃ塗りとか豪華だよ(*´﹃`*)w #漫画家志望子ちゃん https://t.co/csYBya2dl2
ジャンプルーキーという「ジャンプでデビューできるマンガ投稿サービス」にたくさんの作品を公開している新野さんは、過去の作品を今回ツイートしました。
「私はこの頃、プロの漫画家の先生の下でアシスタントを始めて、生で初めて(漫画制作の)現場を見ました」
「淡々と描くことが日常の一部となっていらっしゃる先生とスタッフの皆さん、SNSでの作品投稿や(出版社などに作品を)持ち込むことで、作家として花開いていく方々を目にして、この作品は生まれたんだと思います」
漫画家になったいま感じること
ワクチン2回目を乗り越えたいぬくま手記 #いぬくま
アシスタントとして1年以上現場を見てきて、結果を出している作家たちに共通しているのは「息を吸っては吐くように作品を生み出している」ことだったそう。
「今までアシスタント先で出会った先生方は、マンガを愛し、日々どうすればさらに漫画が面白くなるのかを、追求し続けていらっしゃいました」
「また、周りの作家志望の人で結果を出す方は、みんなSNS投稿や持ち込みなどをして、作家としてのバッターボックスに立ち続けています。描き続けていたからこそ花開く瞬間を何度も見てきました。作中にある通り、その度に感動して熱い気持ちになります」
圧倒的な作画量のほかには……。
そんなんもうノールックですやん
新野さんは漫画を読んでくれた人に感謝したうえで、漫画家に成るべくして成る人たちの共通すると思うポイントを他にも2つ挙げてくれました。
「ぺーぺーの私から皆さんに教えられるようなものは特にないです。恐れ多いです。でも、健康管理が大切かなとは思います!適切に寝て食べて運動。漫画は体力がいるので…。それと推しがいれば生きるのが楽しくなります。推しがいる暮らしをすることではないでしょうか!!!」