ゲームの世界で「密です」を連発する謎の女性知事。密集団を解散させるため空を飛ぶ
都知事がニューヨークを舞台に走り回り、空を飛び、密集団を解散させていくゲームがあります。
それがこちら。「都知事になって密集団を探して解散させるゲームです」
昨日作り始めた「密ですゲーム」が出来た。。都知事になって密集団を探して解散させるゲームです... #密ですゲーム #StayHome #Unity #socialdistancing
おしゃべり集団を見つけた際には「密です」。解散させます。

パーティー集団を見つけた際にも「密です」。マスクなしでは危険ですね。

そして都知事、空を飛びます……

ビルの屋上から人々がどこに人がいるのかチェックして……

最後のグループを見つけました!「密です」。離れてください!

こちらのキャラクターができるアクションは以下。
・ジャンプ
・歩く
・走る
・「密です」
・空を飛ぶ
アメリカのコーネル大学でテレプレゼンスロボットや遠隔共同作業システムの研究をしているという作者のもうせさん。

(最後の密集団のもとに飛んでいく都知事)
なぜ、このゲームを作ったのでしょうか。
「元々はUnityというゲームエンジンの新しいアセットを購入したので使ってみたい、というところから始まりました」
そんな時、ニュースで他の方の作ったゲームが注目されていることを知ったと話します。
「ゲームを通して外出自粛を守りソーシャルディスタンスを保とう、と促していると聞きました。どうせ何か作るならポジティブにメッセージを伝えることができるゲームを作ろうと思い立ち、制作に至りました」
また、舞台がニューヨークになったのには理由があると答えます。
「まさに私が買ったアセットがニューヨークのモデルだからであって、東京のものがなかったからです」
クリアすると、キャラクターが水の中に潜り、BGMがゆっくりになるこちらのゲーム。

(ゲームクリア後、水の中に潜ろうと飛び込む都知事)
どうしてなのか聞いてみると「深い意味はない」と語ります。
「まだまだプロトタイプなんですという雰囲気をお伝えしたかった、という感じです」
「BGMがゆっくりになった理由は、正直バグでプレイするまで予想していませんでした。直すかもしれません」
ゲームを作っていく中で大変だったことを尋ねると……?
「どのようにゲーム性を持たせ、かつ、必要なメッセージを伝えられるか、という両立が難しかったように思います」
当初は集団の人たちのリアクションを「もっと激しく、吹き飛ぶようなアニメーションにしていた」と話します。
「そうしてしまうと、少し暴力的でネガティブな印象を与えかねないと思い、現在のアニメーションに変更しました」
他にも、オリンピックを迎える東京にもっと多様性のある社会になってほしいという願いから、こんな工夫も。
「集団の人の肌色や洋服をランダムで変えるようにしています」