大変なときはお互い様。おとなも子どもも利用可能!とんかつ屋さんの無料食堂が善意で溢れている。

    まるかつ食堂さんが営業している時間は無料食堂も利用することができます。足を伸ばした際に。

    学校がない間の給食、どうしたらいい?

    とんかつ店まるかつ@奈良さんのTwitterより / Via Twitter: @marukatsunara

    そんな時にTwitterで「無料食堂をご利用ください」と呼びかけたのは奈良県のまるかつ食堂

    文中にある通り、おとなの方でも無料で利用ができるということなのです。

    (店内は車イスにも対応しています)

    いったいどうしてこのような取り組みを?

    BuzzFeed Newsは取材しました。

    無料食堂を始めたことで感じられるようになった善意。

    とんかつ店まるかつ@奈良さんのTwitterより / Via Twitter: @marukatsunara

    2018年から無料食堂を開始したというまるかつ食堂さん。

    以前から「お金がないからお給料が入ったら支払います」「お弁当いただいたりできないですか?」という人にお弁当を差し上げていたといいます。

    「お店の売り上げがどん底で苦しかった時期に自分の思いを正直に書いたチラシを配布していました。その反響で大勢のお客様が来てくださるようになったのです」

    ちょうどその頃目にしていたこと貧困問題や子供の虐待の報道。

    「『食べるのに困っている人に何かできないか』と考えて、始めたことが無料食堂です」

    今まで延べ370名ほどが無料食堂を利用していったと答えます。

    「『何年かぶりに子どもにお店のものを食べさせてあげられた』というお声をいただいたこともあります」

    「本当に私が知らないところで、世の中にはいろんな事情を抱えた人がいるのだと思い知らされました」

    また、冷やかしやいたずらのようなものはほとんどなく、店長さん自身が「人々の善意を信じられるようになった」と語ります。

    大切なことは不安や不便をみんなで分かち合うこと。

    とんかつ店まるかつ@奈良さんのTwitterより / Via Twitter: @marukatsunara

    Twitterでの投稿後、小学生などの来店は増えたのか、聞いてみると……?

    無料食堂を開いていて「お子さんだけが増えるということはありません」との回答が。

    「私どもではときどき無料食堂の報告もかねて、ツイートさせていただきます。そのときには多くの反響をいただき、実際に直後から『無料食堂のツイートを見て応援に来ました』と言って来店してくださるお客様も増えます」

    「また、多くの人がTwitterなどで話題にしてくださると無料食堂の利用者も増えます。皆様のおかげで必要な人に情報が届けられることがありがたいです」

    コロナウイルスの感染が懸念されているいま、「不安や不便をみんなで分かち合うことが大切」だと話します。

    「私どもが言える立場ではないかもしれませんが、たいへんな思いをされている方々には、本当に無理のない範囲で工夫などをしながら乗り越えていただきたいと思います」

    子ども食堂との違いは普通の飲食店と同じ営業時間。

    とんかつ店まるかつ@奈良さんのTwitterより / Via Twitter: @marukatsunara

    どんなところがまるかつ食堂さんの魅力なのか聞いてみると…?

    「当店が営業している時間はずっと無料食堂も営業しています。一般的な子供食堂さんとはそこが違うと思います」

    また、営業している上でこんなことに配慮しているのだとか。

    「お名前も理由も聞かないこと。どんな人も断らないこと。未成年やその他、必要なときには行政に連絡などして私どもだけで完結させようとしないことでしょうか」

    「こちらから『明日の分は大丈夫ですか?』と聞いて、お弁当をお渡しすることもあります。あくまで普通のお客様として、接するようにしているつもりです」

    お互い様の気持ちで支え合うこと。

    「私の周囲でもいろんな人が困っています。お互い様の気持ちで支え合うことが大切だと思います」

    「先日、給食がなくなってお母さんをはじめとしたご家族が困っていらっしゃると思いましたので、子どもさんが好きそうな揚げ物をたくさん詰め合わせた『お子様セット(500円)』を販売させていただいたところ、たいへん多くお買い求めいただきました。今後も、何かお役に立てることを考え、無理なくやっていきたいと思います」

    まるかつ食堂さんではお弁当、どんぶり、カレーのお持ち帰りができるということです。ご事情によっては食材をお渡しする場合もあるということです。

    Contact Reona Hisamatsu at reona.hisamatsu@buzzfeed.com.

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