就活中、面接官が知らない彼女の秘密。カバンに忍ばせているのは……
いつも就活中、救ってくれるのは、小さい頃に買ってもらえなかったシルバニアファミリーの人形たち。「見かけはこんなきちっとしてますけど、カバンの中にシルバニアがいるんですよね……と謎の優越感を感じてます」
心が折れそうな就活中、心の拠り所がほしい。
毎日リクルートスーツを着て、きれいに髪をまとめて、きちんとしないといけない生活がなんだか苦しい。
ーー緊張するなあ……。これで将来が決まるのか……。
空気が張り詰める場面で、小さい頃に憧れていた「アレ」をカバンやポケットに忍ばせて乗り切っているという女性が注目を集めています。
そのやり方とはいったいどんなものなのでしょうか。
なんと!!!シルバニアファミリー!!!

大学5年生で薬学部で学ぶ、ほづみさんは就活生の1人。シルバニアファミリーに「いつも救われていますね」とBuzzFeedに語ります。
「見かけはこんなきちっとしてますけど、カバンの中にシルバニアがいるんですよね……と謎の優越感を感じてます」
特に緊張する際はシャツの胸ポケットにいれて、シルバニアがついていてくれる、と実感しながら就活を乗り切っているそう。
そんなほづみさんがシルバニアファミリーを手にしたのは2年前のこと。

「小さい頃はシルバニアファミリーを買ってもらえるような家庭ではありませんでした。買ってもらえず、寂しかったことを唐突に思い出したんです」
シルバニアデビューした2年前にはじめて購入したのは、ようちえんおともだちセット。
「とっても可愛くて、いつも一緒にいる大学の友達に見せてあげたくて、大学に連れて行きました」
それからどっぷりハマり、たくさん人形を買うように。外出する時も一緒で、ほとんど毎日、一緒に過ごしているのだとか。
一緒にいてくれて良かった「連続」のシルバニアファミリー。

ストレスで胃腸を悪くしやすいというほづみさん。
シルバニアファミリーがいることで体調が楽になることも。ハロウィンやクリスマスなどのイベントも、出会ってからは「一緒に楽しみたい」という気持ちが芽生えたと話します。
「よく悲しみは半分に、喜びは倍にという表現がありますが、まさにそれで。日々いてくれてよかったの連続です」
「散歩をしていて、たまたま景色が素敵だと思ったとき、シルバニアの子たちを出して見せてあげて、写真を撮りもします。そうすることで、何気ないちょっと素敵なことが、特別な思い出にランクアップする感じがして。一緒にいてくれてよかったと思います」
ほづみさんのお写真をよく見てみると、5匹のシルクネコちゃん……と思いきや、1匹だけヤギが。

このことについて聞いてみると……?
「メインで連れてる子は5匹いて、そのうち4匹がシルクネコちゃん、もう1匹が『自分のことをシルクネコだと思っているヤギちゃん』です」
やぎちゃんの設定は、ほづみさんが考えたのだといいます。
ですよね(!)
ハマる魅力はその人だけのシルバニアファミリー。

1月18日にはTwitterで、「シルバニアファミリー」がトレンド入りしました。
たくさんの投稿を見てみると、もう子供だけが遊ぶオモチャではなくなってきているようです。
おとなもハマる魅力とは。ほづみさんは、このように話します。
「一人一人その人だけの楽しみ方、その人だけのシルバニアファミリーがあるところだと思います。シルバニアを楽しむと一言にいっても、お洋服を作るのが好きな人、アイドルなどの推しをシルバニアに投影して楽しむ人、コレクションしたくてたくさん買う人、逆に一匹だけを大切にする人…本当に様々でどれも正解だと思います」
「そして、みんなに共通しているのは、シルバニアファミリーを『大切に思う気持ち』です。それが個人的にはとっても優しくて、素敵だなと思っています」
「うちの子はシルクネコちゃんですが、『うちだけ』の特別なシルクネコちゃんたちなんです。だからこそ、日々新しい表情を感じ、一緒に新しい思い出を作っていける。そういうところが、シルバニアファミリーの魅力だと思います」
時にお守りのように、時に家族のように……。
シルバニアファミリー、奥深すぎ……🙌