この卒業旅行のしおりが「めっちゃセンスがある」と称賛されるワケ
合計点数は794点です(794年、平安京遷都)。
こんなにユニークな旅行のしおりをもらったら、一生忘れない!!
卒業旅行で京都に行く予定の大学生が作った「旅のしおり」が、驚くほどすごいのです。
それは、大学入試センター試験の「国語」の問題冊子風につくったもので……?
ああ〜〜!見覚えがある!!!ちゃんと読まないと、問題冊子なのか、しおりなのかわかりません。

細かいところまで作り込まれています。座席の例は、マークシートを模して作られています。天才……!
「参加者挨拶」には「我々ななぜ旅をするのか?」「魂の救済」といった小見出しとともに、エモい文章が。

BuzzFeedは、作者で千葉大学に在学中のシュレディンガーのHmDさんに話を聞きました。

シュレディンガーのHmDさんたちは元々、卒業旅行先を海外にしようと計画していました。
ところが、新型コロナウイルスの影響を受け、変更を余儀なくされました。そして、決まった行き先が京都でした。
「京都には過去2回、中学、高校と修学旅行で赴いたことがあります。『プライベートで行ってみたい』という思いから、今回行くことにしました」
当初は「行きたいところをリストアップしておいたら便利だろうな」と考えていました。しかし、いざ作り始めると「どうせ作るなら」と思うように。
「Twitterで、修学旅行のしおりをパロディ風に作っている学校を知りました。どうせ作るなら、遊び心を取り入れたしおりを自分でも作ってみたいなと考え、作ることにしました」
センター試験の国語の問題冊子を模したのには、3つの理由がありました。
「テストの冊子風にしおりを作ろうと、ネットで画像を探していたときに、たまたま目についたこと。そして、再現がしやすかったことが理由です。それに、大学生っぽくて面白いかな、とも思いました」
完成までに4時間を要し、一番苦労したのは「マークシートの例の再現」でした。「楕円でうまい具合にアルファベットを囲むのが難しかったです」と振り返ります。
Twitterでは「めっちゃセンスを感じました」「3日間のこと4320分って言い換えてるのスコ」などの声が。
投稿は12月6日現在、1万以上のリツイート、7万以上の「いいね」が集まっています。
「面白い!」「センスが良い!」などのコメントが寄せられ、「作った甲斐があった」と喜んでいます。
また、リプライ欄では、お得な交通パスやおすすめの観光スポットなどの思いがけない嬉しい情報を教えてくれる人もいて、思いがけず参考になったそう。
「コロナウイルスの感染が、収束しない中での旅行にはなるので、十分に対策しながら旅行を楽しみたいと思っています」と、しおりを使う日を心待ちにしている様子でした。