りつこさん(@rt_essay)がTwitterに「母に教えてもらった『最強の栗ご飯の作り方』です」と題した2枚の漫画を投稿したところ、注目が集まっています。
リプライ欄には「お母さん発想がすごいですね。今度やってみます!!!」「栗ご飯、まだやったことなくて敷居が高いイメージだったけどこのレシピなら…」など、挑戦してみたいと思った人から反響が寄せられています。
物語は、所属する漫画コミュニティで出された課題に関するコマから始まりますーー。
りつこさんが所属している「コルクラボ漫画専科」で出された漫画課題。それは「今までで一番美味しかった秋の味覚」でした。
思いついた食べ物は……栗ご飯。
でも、どうしてか自分で栗ご飯を炊くと、なかなか上手くいかないのでした。
そこで、お母さんに上手につくるための「極秘ハウツー」を尋ねてみると、まさかの回答が飛び出してきたのです。
それは……コンビニや百円均一でおなじみの「甘栗むいちゃいました」をダイレクトに入れるだけ!
なんと、今まで実家でりつこさんが食べていた「栗ご飯」とは、「甘栗ご飯」だったわけです。
というのも、りつこさんが10代の頃、お母さんに栗ご飯についての不満を伝えたことがきっかけで、知らない間に改良されていたのです。
そもそも「栗ご飯」自体は、現在までも苦手のままだったと気がついたのでした。
BuzzFeedは、漫画家を目指している24歳のりつこさんに話を聞きました。
お母さんについて尋ねると、私たちの想像の通り、料理がとても上手なのだそう。
料理だけでなく、お洋服を作る際には布から作り、過去には中国舞踊も嗜みもした「ハイパーマザー」だといいます。
「秋には栗ご飯の他にもいろいろ美味しいものをつくって食べさせてくれていました。ですが、いざ私も見よう見まねでつくってみて『あれは母の味だったのか…』『自分には真似出来ないんだ…』と特に落胆したのが、この栗ご飯でした」
栗ご飯をつくるのは手間がとてもかかって苦労したのに、完成品が思っていた味と程遠かったのだそう。
「今思えば私の栗ご飯も、正式な栗ご飯としては程々によく出来ていたと思うのですが、私の食べ馴染みのある味とはまた別でした」
驚愕の事実に「拍子抜け」
お母さんから「甘栗むいちゃいました」を入れていた真相を明かされたときは、やはり驚愕したといいます。
「母の栗ご飯は、とても美味しかったので、きっと栗の処理に時間がかかり...何か裏技も使ったり...と、(どんな技が隠されているのか)期待していました。なので、とんでもなく拍子抜けしました」
一瞬、冗談かと思いましたが、お母さんはジョークを飛ばすタイプではありませんでした。そのため、なおさら驚いたんだとか。
「『私があんなに苦労した生栗の処理は一体!先に聞いておけば!』という後悔もありました。しかし、これからあの美味しい栗ご飯が簡単につくれるんだ、という期待に胸が踊りました」
「手間と味は紙一重、ではないです!(笑)それこそ、甘栗の栗ご飯は一年中同じクオリティで作れてしまうので、真冬でも真夏でも、ぜひ軽い気持ちで作ってみてください」
お母さん直伝の、栗ご飯レシピとは。
みなさんお待ちかねの甘栗ご飯のレシピをご紹介します。
〈材料〉
米:3合
甘栗:1パック(2パックでもいい)
みりん:大さじ1
醤油:大さじ1
〈つくり方〉
洗ったあとのお米に、適量の水と材料を入れて炊くだけ!
〈直伝ポイント〉
①「お米の味が薄味に仕上がるので、濃い味が好きな方は調整をお願いします」
②「漫画の内容と少しだけズレてしまいますが、後日談として『具材は栗だけのほうが美味しい』と母はたどり着いたそうです」
他の具を入れると、ご飯に若干の雑味が入るようです。甘栗だけの方が、より高級感が出るのだそうですよ!
難しいポイントがないところが、ありがたすぎる……!
これならズボラさんや、料理初心者さんでも、気軽に挑戦できそうです🌰🍚