小学生の時に憧れたパーティーはこれだよ! 大人が夢を実現させたら胸熱すぎた

    少人数でも、パーティーと言い張れば、それはパーティーになるのです…!

    漫画家のえすとえむ(@estem_info)さんがTwitterに、4枚の写真を投稿したところ、1万1千回以上リツイートされ、4万を超える「いいね」が集まりました。

    それは、幼少期に憧れていたパーティーを再現したものでした。

    リプライ欄では「わああああフルーツポンチにチューリップ!この会やりたい」「プレゼントもセレクトが絶妙」「幼児から小学生頃の憧れを昇華する感あふれている」など、懐かしい雰囲気に胸アツな人から、絶賛のコメントが寄せられています。

    小学生のときに求めていたパーティーはこれだよ、これこれ!って言いたくなる、ラインナップです。

    フルーツポンチやデコクッキー、ハート型で抜かれたサンドウィッチなど、胸が高鳴りますね。とってもノスタルジックな1枚です。

    投稿者はどんな思いでパーティーを開いたのでしょうか。BuzzFeedはえすとえむさんに話を聞きました。

    今回パーティーを開催したきっかけは、遠方に住む友人が家に来ることになったからでした。

    ……外食の代わりに、何か特別感のあることはできないか?

    そう考えて「子供の頃に雑誌や本で見て、ちょっと憧れたパーティーを企画した」とのこと。

    新型コロナウイルスの影響で、えすとさんは、外での飲み会や大人数での集まりを避けています。

    だからこそ、昨年から一人BBQや一人天ぷら屋さんごっこ、室内にテントを張ってのキャンプなどをして「なにかしたい欲」を発散させていたのだとか。

    幼き日の夢を実現させるために、こだわったポイントは「準備の手間を惜しまずにイメージを具現化すること」でした。

    「市販のものでは雰囲気が出ないため、クッキーは手作りをしました。クッキーの型抜き等も持っていませんでしたが、妥協せずにそれっぽいものを揃えました」

    「テーブルに乗るものの判断は『女児っぽいかどうか』です。現在の私の好みとは、かけ離れた趣味ですので、空想上の女の子にしたがって友達と案を出し合いながら、あれこれ買い物をするのは楽しかったです」

    パーティー中にやってみたことを尋ねると。

    「あらかじめ焼いておいたクッキーを、チョコペンやトッピングでデコり、ひたすら写真を撮りました。黙々とご飯を食しつつ『忘れてた』と慌ててプレゼント交換をしました」

    「折り紙やトランプもする予定でしたが、思いの外、食事の準備に時間がかかり断念しました」

    ……プレゼントのリアルさが、すごい。小学生のとき、写真のプレゼントに近いテイストのものを誕生日などに送り合っていた記憶が蘇ります。サンリオショップなんかも懐かしい……!

    また、クッキーのデコレーションでも本気の熱を注ぐ人と、あくまでも小学生女子の気まぐれ感覚で進める人。それぞれの個性が出たのだと教えてくれました。

    お料理を作ってみて、特にお気に入りだったのはフルーツポンチでした。

    「(フルーツポンチは)ゼリエースで作ったゼリー、フルーツ缶詰、ナタデココにサイダーを注いだものですが、懐かしい味に感嘆の声が漏れました」

    ゼリエース(!)までつくるなんて、さすが気合いが違います。あの手づくりゼリー独特のキラキラ感は、特に女児が好きそうな雰囲気があります。

    「ゼリエースの味が当時と変わっていたのは少し残念でしたが(笑)世代的にタピオカよりもナタデココに胸が躍ります」

    ちなみに一番美味しかったのは、お肉屋さんで購入した、揚げるだけで出来上がるチューリップ(骨付き唐揚げ)だったそう。

    多くの人から届いた反響に「驚きましたが、子供時代に見てきたものが同じだったのだなとなんだか嬉しくなりました」と話します。

    「お子さんに作ってあげたい、大人だけど今やりたい……。どの方の背中も『やっちゃえやっちゃえ!』と押したいです。思いついたら誰でもパーティー主催者になれるので。少人数でもパーティーと言い張れば、そこはパーティーです」

    〈えすとえむ〉

    東京都出身の漫画家。主な著作に『うどんの女』『いいね!光源氏くん』『IPPO』等。

    現在コミックタタンにてCITY HUNTER外伝『伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』、女性セブンにて『王様の耳』連載中。