ドアの「のぞき穴」を外された私の経験。どんな身近にも性暴力は潜んでいる。

    ドアの「のぞき穴」越しにお風呂上がりを見られていた……これがどんなに怖いことか。男性か女性かはわからない。もしかしたらこれが毎日だったかもしれない……。

    最近、性暴力に関する報道が増えています。

    特にTwitterで取り上げられているのは「痴漢」を巡る話題ーー。

    そんななか、一人でも多くの人に性被害の実態を伝え、注意を促したいと自身の体験を描いた漫画が注目されています。

    物語は、ある女の子が一人暮らしを始めるところからスタートします。

    お風呂から出て、違和感に気付くとそこには……

    信じがたいものが見えました。

    女の子は、2〜3分の間にたくさんのことが頭の中をよぎりました。当然です。どれほど怖かったことか。

    警察が来ると、表札に謎の「暗号」が書かれていることがわかりました。

    「暗号」の正体とは、その家にどんな人が住んでいるか表すものだそう。

    この漫画を描いたのは普段、WEBメディアで働いているという阿部あやな아야나さん。

    大学生の頃に覗き被害にあった体験を描きました。ちょっと怖いので閲覧気をつけてください

    この漫画は、約3万以上のいいねを集めました。

    そして、「手にマグネットついてるぬいぐるみでスコープ隠してます」「紙を被せて見えないようにしてました。紙めくれば見えるし、お金かからないしでオススメ」など、一人暮らしでの防犯対策についてのコメントが多く寄せられました。

    もう10年近く前の体験だけど、犯人と目が合ったのはよく覚えてます。男か女かも不明だし、何を考えてるかもわからない。ただ加害の意思みたいなものは目だけで伝わってきました。目力ってすごいよね。。

    Twitter上で、痴漢被害を扱ったイラストの投稿が増えたと感じて、この漫画を投稿したという阿部あやな아야나さん。次のように、BuzzFeedの取材に話します。

    ーーこの漫画を通して世の中に伝えたいことはどんなことでしょうか。

    何気ない日常の中で、ほんの些細なことがきっかけで誰でも被害者になり得るということです。

    また、そんな理不尽な扱いを受けることに憤りと悲しみを感じているということです。

    ーーこの一件があった後から防犯面で気をつけていることは……?

    この被害があってから10年近く経ちますが、やっぱりドアスコープに異常がないかはかなり気にしてしまいます。

    今はオートロックがついていない家には住めないと思います。