ペットを飼いたいな〜と思う瞬間、ありますよね。でも、いざ飼ってみたら……？
新型コロナウイルスの影響で、じわじわと増えていること。それはペット需要です。
そこで飼っている柴犬のリアルな姿を知ってほしいとツイートされた一枚の写真があります。
リプライでは「これはプロの犯行ですね！」「柴犬はいい！最高！うちも新築1か月で柱にいい歯形がたくさんつきましたよ、ええ」など、同じく柴犬を飼育している方やペット愛好家からのコメントが集まりました。
さて、8万以上のいいねを集めた投稿とは。
かわいい黒柴ちゃんがビリビリと壁面シートを破壊しているのです。
BuzzFeedは飼い主の黒柴りつ&黒柴すみさんを取材しました。
写真の柴犬の名前は栗ちゃん。愛称はりっちゃんだといいます。
投稿した理由について。
「コロナでペット需要が増えていると聞いて、犬、特に柴犬を飼うと起こる家が破壊されるなどのリアルな面とそれらを補って、余りある可愛さを伝えたくて投稿しました」
写真はりっちゃんが子犬のときに撮影されたもの。
はじめて破壊した日のことを、こう振り返ります。
「あまりに見事な（？）破壊っぷりに、怒るよりも爆笑してしまいました。壁紙を誤飲していないか慌ててチェックしましたが、大丈夫そうでホッとしたことを覚えています」
実は今までに3回ほど、大きく壁を破壊されたと語ります。
「小さな破損には目をつぶってきましたが……。破壊しているところを現行犯で見つけた時は、短く低い声で『ダメ』と叱ります。見ていないところでやられた時は、後から叱っても効果が無いので、壁に手が届かないよう工夫したり、苦味のあるスプレーで噛むと嫌なことがあると気づかせるようにしました」
犬がモノを壊してしまったり、いたずらをするのは人間のせいだとツイートしています。現在どんな工夫をしているのか聞いてみました。
犬がモノを壊したりイタズラするのは全部人間のせいなので！しつけは大事ですが、イタズラ出来ない環境を作ってあげることが何より大事なので！犬のケガや誤飲を防ぐためにも！ 写真はりっちゃんが子犬の時のもので、まさか剥がすと思わず、剥がせる環境にしてた飼主の責任_(:3 」∠)_タノシカッタノネ
すると、5つもの工夫を話してくれました。
「壁と距離を開けて、狭すぎず広すぎない犬専用スペースを止むを得ず、作りました。人間が外出する時や寝る時間はそこで過ごしてもらいます」
「壊されると困るもの、犬の怪我に繋がりそうなものは全て高い場所や棚の中に収納しました。犬が抜け出す可能性もあるので犬スペース以外も部屋中全てです」
「さらに、床も掘るので、部屋全体にフローリングシートを貼り、最悪掘られても良いようにしていますが、案の定掘られました」
「噛んでも良いおもちゃを与えて、家具などに気が向かないようにも気をつけています。一方で、ダメなことはダメと、根気強くしつけもしました」
「ストレスが溜まっても破壊衝動が高まるので、お散歩や片付いた室内で思いっきり遊ばせるようにしています」
なんだか想像以上に柴犬ってパワーがあるんだな、と気づかされます。
もう一匹の柴犬の澄くんも一緒に飼っている投稿者。
やはりいたずらの癖や性格に個体差はあるのか、尋ねてみました。
「りつのイタズラで飼い主も学び、色々と対策を練ったためか、すみのイタズラ被害はりつより穏やかです。また、すみは男の子なので、りつより体も大きくてパワフルですが、性格が素直で聞き分けもよくしつけも楽な方でした」
日々、TwitterやInstagram、そしてYouTubeで柴犬の魅力を発信しています。
「柴犬との日常ツイートから、柴犬の可愛さや魅力、同時に困ったこと（イタズラ等）や気をつけたいこと（病気やトラブル）などを伝えられればと思います」
最後にツイートを通して伝えたいこととは。
「犬に限らず、ペットを飼うということは金銭的にも体力的にも精神的にも大変なことだと思っています。良い部分だけでなく、大変な部分も知ってもらい、理解を深めて、ペットと人がより良く幸せに過ごせる社会を願っています」
「大層なことをいいましたが、一番伝えたいのは『うちの子可愛い』です笑」