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「人は忘れる」。津波で家を流された彼女が自戒を込めて描く漫画が身に染みる。

来年で10年目。あの日を忘れないように。自戒も込めて。

あの地響きから9年が経過しました。

「あの震災後から一生懸命踏ん張ってきた自分や被災者をちゃんと認めて、褒めてあげてほしいなと」

BuzzFeed Newsのインタビューにそんな言葉を口にする女性がいます。

二コ・ニコルソンさん。宮城県山元町の出身です。

東日本大震災から10年を目前に、Twitterに投稿した漫画が話題になっています。

何事も後になってから気づくのです。9年前も……。

ニコ・ニコルソンさんのTwitterより / Via Twitter: @niconicholson

60年前の津波もあんなに恐ろしいものだとは知らなかった。

ニコ・ニコルソンさんのTwitterより / Via Twitter: @niconicholson

人は忘れる生き物だから、もしもの時の苦しみができるだけ少ないように。

ニコ・ニコルソンさんのTwitterより / Via Twitter: @niconicholson

震災をくぐり抜けた自分や家族のことも忘れずに。

ニコ・ニコルソンさんのTwitterより / Via Twitter: @niconicholson

BuzzFeedの取材に「改めて思い出し気を引き締める日として、自分への戒めも込めて描きました」と答えます。

ニコ・ニコルソンさんのTwitterより / Via Twitter: @niconicholson

(ナガサレール イエタテール 太田出版より)

9年前を振り返り、このように回想します。

東日本大震災当時、ご家族と離れて暮らしていたニコルソンさん。実家は津波によって流されてしまったといいます。

「地震後、全く連絡がとれず、情報も全くなかったのがもどかしかったです。東京にいた自分には2人が家ごと波に飲まれたことすら、わからなかったので」

実家に住む、祖母・母と音信不通の中ぐっすり眠れてしまったことに「驚いた」んだとか。

そこから約10年が経て、日々が悲しいだけの繰り返しをどのように乗り越えたのか尋ねると。

「毎日、ただ必死でした。後ろを向いたらどこまでも落ちていきそうだったので、前しか向けなかったというのもあります。

「なかなか言葉にするのは難しいので、その辺りは自分の描くマンガで伝わるといいなと思います」

最後に1人ひとりが3.11を忘れないようにするにはどうしたらいいのか、と尋ねました。

「人それぞれ最適な方法は違うと思います。私にとっては描いて残すことです」

Contact Reona Hisamatsu at reona.hisamatsu@buzzfeed.com.

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