「計画的な人間になりたい」と思ってバレットジャーナルを1年間続けた結果…

    毎日は続けられないかもしれないけど、それでもOK。

    僕はずっと、計画的な人に憧れていた。

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    若いころは自分の生活をきちんと管理できる人をうらやましがっていた。自分はそういうのが得意とは言えなかった。

    学校を卒業して社会人になった僕は、付箋やアプリ、ToDoリストのおかげで、締め切りを守ったり、個人的な目標を達成することが、そこそこできるようになった。

    でも1年ぐらい前に、もっとうまくできるんじゃないかと思い、ToDoリストとプランナーとダイアリーを一体化させたような自作手帳「バレットジャーナル」を始めることにした。

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    そして1年が経った。僕はこの経験からいろいろなことを学んだ。

    1. かなり規則正しい生活を送れるようになった。

    Pierre d'Almeida / BuzzFeed France

    自分の睡眠の質をバレットジャーナルに記録するようになる前は、睡眠スケジュールをきちんと守ることがまったくできていなかった。つまり、8時間以上の睡眠をとることはごくまれだった。

    ところが、毎晩の睡眠時間を記録することを義務づけると、早くベッドに入る習慣が身についた。もちろん、こうしたパーソナルチャレンジが苦手な人もいるだろう。でも僕の場合、こうした改善を試みることで、慢性的に疲れているという愚痴をこぼすことはなくなった。

    2. 計画的であることは自分へのプレゼント。

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    バレットジャーナルの基本原則のひとつは、気になるタスクをすべて紙に書き留めることだ。考えてみると、この先数カ月間のすべてのアポイントメントや、いつか時間があるときに見たいと思っているテレビ番組の名前、来月の引っ越しのためのToDoリストなどを無理やり頭に詰め込もうとしたって、そんなことに意味なんてほとんどないからだ。

    こうした「気になること」を頭のなかに漂わせておく代わりに、ノートに書き留めることで、僕は脳内のスペースの多くを解放できるようになった。

    3. そして、僕のまわりにいるほかの人にとっても!

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    会う約束をしても、必ず相手が忘れてしまってドタキャンになる友だちが、誰にでもいると思う。一晩に3つのイベントに顔を出すと返事を出しておきながら、そんなことなどすっかり忘れてしまう友だちのことだ。その「友だち」とやらは僕じゃない。少なくとも、いまはもう違う。

    ToDoリストを定期的に確認し、「いつ誰と会うのか」のリストをつくっておくことで、日ごと、月ごとの自分の予定や空き状況をしっかりと把握できるようになった。バレットジャーナルの活用で、約束を破らなくなった。

    4. 大小含めて、あらゆるプロジェクトが実現可能に思える。

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    バレットジャーナルを利用して自分の時間を細かく分けると、夢や目標、旅行の計画、いつか実現したいことリストの各項目など、すべてが突然、達成可能なものになる。僕はこのトリックを『Get Your Shit Together』(サラ・ナイト著)から学んだ。このトリックは、バレットジャーナルを使うと絶大な効果を発揮する。

    たとえば、別のアパートに引っ越したくてたまらないんだけど、どこから手をつければいいのかわからないような場合。まずはノートに、この計画を成功させるためにやるべきことすべてを列挙したリストを書く。

    例えば、いま住んでいるアパートをきれいにする、新しいアパートをさがす、書類をそろえる、家具を買う、物件を見て回る、不動産業者と交渉する、といったようなことだ。そうしたら次は、それぞれのタスクに、完了に必要な時間を割り当てる。

    大きな目標を「一口サイズ」のタスクに小分けすることの良い点は、これがほとんどどんなことにも効果を発揮するところだ。

    5. バレットジャーナルをつけるようになったら、否応なしに自分(だけ)のための時間をつくるようになった。

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    バレットジャーナルは、自分の欲求や要求、目標や夢を分析するための手段でもあるということだ。

    1カ月で達成したい目標をノートのどこかに書き留めることで、こうした特定の事柄に意識を集中させることができる。さらには、自分のことがもう少しわかるようにもなる。

    6. 請求書や健康保険などの、地味だけど重要な事柄についても、きちんと把握できるようになった。

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    健康保険や学生ローン、請求書全般などのしくみを生まれつき理解している人なんていないだろう。でも、バレットジャーナルをつけるようになったおかげで、すごく重要な期日や関連情報をきちんと把握し、自分の経済状態や健康についての理解を深めることができた。

    ようするにバレットジャーナルは、ジャーナルをつける人を強制的に計画的にするのだ。僕の例で言うと、ある月の目標のひとつにメガネの購入があった。それには当然、保険の情報を更新する、眼科医を見つける、メガネの予算を決める、といったタスクが伴う。これらすべての進捗具合をバレットジャーナルで確認できるのだ。

    7. お金と言えば、バレットジャーナルは、節約に役立つツールでもある。

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    日々の出費をノートに記録するようにしたら、たとえばフルーツジュースに自分が毎月いくら使っているのかといったようなこともわかるようになった。

    毎日のジュース代を書き留めていると(つまり、事実を直視していると)、この出費は簡単に抑えられることに気がついた。

    8. ズバリ言って、ToDoリストのタスクは完了できなくてもいい。

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    バレットジャーナルの「ルール」のひとつは、完了できないタスクを先送りにしたり、さらには月ごとの目標を入れ替えたりしてもいいということ。望ましくはないけど、ごく普通のことだし、そうしても何も問題はない。

    たとえば僕の場合、読みたい本や観たい映画のリストを毎月つくっている。するとどういうわけか、いつも、おそろしいほど長いリストができあがる。そしてしばらくすると、その長さに圧倒されてしまう。

    でもそんなときは、自分にこう言い聞かせている。「このリストの唯一の役目は、脳を解放することだ。全部のボックスにチェックマークを入れなくてもいいんだ!」

    9. 残念だけど、バレットジャーナルがすべての問題を解決してくれるわけじゃない。

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    バレットジャーナルのおかげで、僕は新しいアパートに引っ越せたし、新しいメガネも買えた。クリスマスの買い物も、12月前に終えることができた。でもこの小さなノートが、僕が抱える問題をすべて解決してくれるかというと、そういうわけじゃない。というか、このノート自体がストレス要因になることさえある。

    多くの場合、やるべきタスクの完了は、ほかの人の都合に左右される。たとえば、ノートに「いついつにメガネの試着に行く」と書く。ところが店に行ってみると、ほしかったメガネは在庫切れ、なんていうことだって普通にありえる。そうなると、計画はすべておじゃんだ。

    こうしたことにはイラっとくるし、不測の事態への対応を誰もが得意としているわけでもない。忘れるべきじゃないのは、バレットジャーナルは魔法のツールではないことだ。これを使っても、郵便物が早く届くようにはならないし、自分のまわりにいる人たちがきちんとしてくれるわけでもない。

    10. それに正直なところ、バレットジャーナルのせいで罪悪感を抱くこともある。

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    インスタグラマーたちは、自分のバレットジャーナルに少し夢中になりすぎてるんじゃないだろうか。僕個人は、各月の最初のページにきれいな花の絵を描いたり、ノートをスケッチブックに完全改造したりする時間もないし、そうしたいとも思わない。僕のバレットジャーナルはすごくベーシックだ。それが自分には合っている。

    それでも、続けるのは難しい。僕だって、トラッカー(あるタスクを行ったかについて毎日チェックできる表)を何日もさぼってしまったり、よく眠れたかどうかを記録し忘れたりすることがしょっちゅうある。

    そんなことが何日か続くと、いまでも自責の念に駆られる。こうなると、バレットジャーナルは自由ではなく罪悪感の源になってしまうだろう。まさに「言うは易し、行うは難し」だ。

    でも、これだけは忘れないでほしい。バレットジャーナルはあなたの足を引っぱるためではなく、あなたの役に立つためにあるということを!

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:阪本博希/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan