“育児の悩み”を描いたマンガがSNSで話題になっています。
育児はバックグラウンドアプリだから「何もしてないのに疲れる」 #コルクラボマンガ専科 #一秒エッセイ







一秒さんは他にも日常生活をテーマにしたマンガをたくさん投稿しています!ぜひチェックしてみてください。
ちなみに私は最初におしゃれ誌を読んで「あ〜読むもの無くなっちゃったな〜」感を出してからゴシップ誌を読む。 最初からゴシップ誌に手を伸ばせる度量に早くなりたいぜ… #コルクラボマンガ専科 #一秒エッセイ
育児をバックグラウンドアプリに例えたマンガがTwitterで絶賛されています。「なにもしていないのに疲れてしまう」といった育児の悩みに共感の声が殺到。作者の一秒さんにお話を伺いました。
このマンガはTwitterで4000件以上いいねされ「めっっっちゃ分かります」「ちゃんと頑張ってたからなんだと思うと、涙が出ました」など、育児経験者から多くの共感の声が寄せられています。
この作品を描いたのは、漫画家の一秒さん。創作マンガや育児エッセイをSNSに投稿しています。
この作品について、お話を伺いました。
ーー漫画に寄せられた反響についての感想を教えて下さい。また、印象的なコメントなどはありましたか?
「育児はバックグラウンドアプリ」という例えは伝わるか少し不安だったのですが、想像以上に反響がありびっくりしました。
複数のお子さんを育てている親御さんから「いつも何もしていないのに疲れてしまい自己嫌悪になっていました。でもマンガを読んで、育児は常に頭を使っているから疲れて当然だったんだと分かり涙が出ました」とコメントをいただきました。
このマンガで少しでも気が軽くなった方がいるならうれしいです。
ーー「育児はバックグラウンドアプリなのだ」とありますが、そう思うようになったのはいつ、どんな時でしたか?
夕方になって「何もしてないのにヘトヘトになっている自分」に気づいたとき思いつきました。
マンガには描かなかったですが、育児行動には大きく分けて2種類あると思います。
①ごはんやおむつ替えやお風呂など、主に体力を使うルーチンとしての育児。
そして②見守りやスケジュール管理など主に頭を働かせるマネージメントとしての育児です。
②をもう少し具体的に言うと「常に一緒にいて危険なことが起こらないように前もって対処する」「子供の機嫌に合わせて1日の予定を臨機応変に変化させる」などですね。
突発的なことにも対応しないといけないのでとても頭を使います。
そしてこの②の育児が夕方の疲労感の原因なのだと思いました。
体力的に疲れたというよりも、1日中色々なことを考えているため頭がオーバーヒートしてしまっているんだと思います。
行動として目につきにくいけど、自分の脳内メモリを費やしているのは圧倒的に②の育児のほう。
そこに気が付いて「育児はバックグラウンドアプリ」という例えを思いつきました。
ーー「育児=バックグラウンドアプリ」と認識するようになってから、日々の育児に対する気持ちの変化があれば教えてください。
疲れて当然なのだから積極的に休もうと思いました。
これまでは「たいしたことしてないのに疲れるなんておかしい、私はもっとできるはず」との焦燥感から夜更かししてしまったりしていました。
でも先ほど挙げたように、子供といるとずっと頭を働かせているんですよね。
体の疲労に比べて脳の疲労は気づきにくい。ですので今は体だけでなく頭の調子をよく観察して、疲れていると思ったらこまめに休もうと思っています。
そして、休んでるからといって自分を責めたりしないようにしています。とはいってもやはり頑張りすぎてしまう日もありますが…。
ー一秒さんは他にも多くの育児漫画をTwitterなどに投稿されていますが、育児をしている読者の方にどんなことを伝えたいですか?
「育児は長期戦。ゆるゆるとやっていきましょう」と伝えたいです。
ネットの発達で色んな人とつながれる半面、他のお子さんと比較してしまったり発達段階を気にしてしまったりすることがあると聞きます。
ですが1人の人間を育て上げるというのは20年ほどかかる大プロジェクト。
だからこそ今目の前にいる子供との時間を大切にして、小さな発見を見つけて日々楽しんでいきたいなと思います。
私のマンガがその助けになれば幸いです。