1. 1995年のこと。自動車事故で飼い主が死亡した後、このロシアの忠犬は事故現場を離れたがりませんでした。飼い主に代わって飼おうとした人々がいろいろと手を尽くしましたが、この犬は2002年に死ぬまで、いつも事故現場に戻って飼い主を待ち続けました。
3. ニュージーランドでは、ジョージという9歳のジャック・ラッセル・テリアが、学校の子どもたちを2匹のピット・ブル(攻撃的な闘犬用の犬種)から守りました。しかし、残念ながらジョージはその際の大怪我がもとで死んでしまいました。

4. 2006年、発作に苦しんで倒れた飼い主のために、あるビーグルは携帯電話から救急車を呼んで、飼い主の命を救いました。

5. 1923年8月、オレゴン州シルバートンのフランクとエリザベス・ブラジエ夫妻が親戚を訪ねようと車で東に向かっているときのこと。二人は飼い犬の2歳のコリー、ボビーを車に乗せていましたが、インディアナ州ウォルコットの町に着いたとき、ボビーは犬の群れを見て、その後を追いかけていってしまいました。それっきり、ブラジエ夫婦はボビーを見つけることができず、二人は何日もボビーを探しましたが、最後には希望を失って家に帰ることにしました。 しかし、6ヵ月後、ボビーはなんとシルバートンに戻ってきたのです。 冬の間、ミシシッピ川とロッキー山脈を渡る約3,000マイルを旅して、ボビーは飼い主に再会しました。ボビーの目は腫れて、足には深い切り傷ができ、つま先の裏は裂けていましたが、それでもボビーは家に帰ってきたのです。

6. 2012年のこと。クリスティン・スペインさんが深夜の散歩中に、貨物列車がすぐ近くまで来ているというのに、電車の線路に倒れてしまいました。その瞬間、飼い犬のピット・ブルのリリーは素早く行動に出て、飼い主のスペインさんを噛んで線路から引っ張ったのです。リリーは前足を失いましたが、一命を取り留め、飼い主のスペインさんも無事でした。

7. ピーター・リーとベティー・リー夫妻がカリブ海の近くを船でセーリングしていると、5人の海賊が襲ってきました。2人の犬のカンカンツは海賊に噛みついて力の限り戦いました。カンカンツはナイフで刺され、撃たれ、死んだものとみなされて船の上に放置されました。しかし、カンカンツと2人の飼い主は生き残ることができました。

10. ソ連の宇宙船スプートニク2号の乗組員として選ばれたとき、ライカは2歳で、モスクワの通りをふらふらと歩き回っている野良犬でした。打ち上げに関わった科学者のウラジミール・ヤズドフスキー博士は、ライカを「落ち着いていて、かわいかった」と表現しています。博士は打ち上げ前にライカを家に連れていき、子供達と遊ばせました。博士はその時のことを「私は何かすばらしいことをライカにしてやりたかったのだ。ライカの残された命は、とても短かったからだ」と話しています。ライカは打ち上げ後、軌道に到達して数時間で死亡しましたが、ライカのこの功績が人間に宇宙旅行の道を開いたのです。

この記事は英語から翻訳されました。翻訳:フェリックス清香 / 編集:BuzzFeed Japan