ウェディングドレス姿のマデリンさん ダウン症への偏見を打ち破る

    背が高くて痩せている女性たちだけが、花嫁になるわけではない。

    マデリン・スチュアートさんは、オーストラリアのブリスベン出身、18歳のモデルだ。 ニューヨーク・ファッション・ウィークでキャットウォークを歩いたこともある彼女は、たまたま、ダウン症でもある。

    今、マデリンさんはブライダル撮影で、モデル業界の暗黙の了解を打破しようと試みている。

    米バージニア州の結婚式場リクシー・マナーで行われた一連の写真撮影。マデリンさんは、結婚が、ブライダル雑誌に出ているモデルのようなルックスを持つ人たちのものだけではない、ということを証明した。

    リクシー・マナーのオーナーであり、マデリンさんを撮影に起用したイザドラ・マーティン=ダイさんは「ブライダル雑誌は、背が高くて細いモデルばかりを起用するので、ほとんどの女性が自分が花嫁になった姿を想像できません」とBuzzFeedに語った。

    撮影した写真家のサラ・ヒューストンさんは、「マデリンさんと母親のロザンヌさんとの仕事はとても楽しくて、圧倒されました」と語った。

    しかし撮影がすべて順調にいったわけではない。マデリンさんの母親のロザンヌさんは、当初、乗り気でなかったという。

    しかしロザンヌさんはすぐに、この写真撮影の機会が、ダウン症の人々に対する世間の認識を、変える手段となりうることに気づいた。

    「障害のある人たちは、親や兄弟と強い絆で結ばれて生きています。でも、彼女たちが一人の大人の女性として、ボーイフレンドや夫を愛し、彼らに愛されながら生きて行くイメージを、多くの人は持ちにくいようなのです」とロザンヌさんはMicに語った。

    マーティン=ダイさんはFacebookに「マデリンがフリルのついたドレスを身に着けた時は、その場にいた全員にとって、本当に特別な瞬間でした」と書き込んだ。

    マデリンさんの撮影のメイキング映像も公開されている。

    Facebook: thehistoricalrixeymanor

    ゴーゴー、マデリンさん!

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