日本では1997年12月20日に初上映されてから、公開25周年を迎えた映画『タイタニック』。

ジェームズ・キャメロン監督が指揮をとり、ジャック役のレオナルド・ディカプリオとローズ役のケイト・ウィンスレットが主演を務めた同作は、今もなお名作として名高い。

今日でも、『タイタニック』に関するさまざまな議論が巻き起こっている。

特に大きな論争があるのは、映画終盤のシーン。

俳優のジョシュ・ホロウィッツがホストを務めるポッドキャスト「Happy Sad Confused」で、ケイトは『タイタニック』のドアのシーンに言及。映画の公開以降、批判的なコメントを多く受けてきたと明かした。

ファンや記者からは「ローズの体重が重すぎたせいで、ジャックがドアに乗れずに死んだのでは」と言われたことがあったという。

そのときのことを、ケイトはこう振り返る。「なぜ、そんな意地悪なことを言うんだろう。すごく太っていたわけでもないのに。もし時を戻せるなら、違う方法で声をあげたと思う」

「記者にはこう言えばよかった。『よくも私をそんな風に扱ってくれたわね。私はまだ若い女性で、体だって変わる。自分でもそれを理解している最中なの。とても不安になるし怖くもなる。これ以上不安にさせないで』って。あれはいじめだし、虐待ギリギリだったと感じている」

『タイタニック』公開後、ケイトは一夜にしてスーパースターになったが、同時に批判にもさらされた。一方、ジャック役のレオナルドはケイトほどの批判を受けることはなかった。

『タイタニック』が公開された当時、ケイトは22歳だった。

過剰報道にさらされたケイトはそれ以来、女性の体形批判に対し、声を上げ続けている。

ケイトはまた、レッドカーペットに登場した女性芸能人たちの容姿や体形を「すばらしいスタイル」や「スラリとした姿」などと表現して報じることについても異を唱えた。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟