新型コロナウイルスの流行は、多くの人々の生活に変化と影響を与えています。
老人ホームで暮らす人々も例外ではありません。家族や友人との面会ができなかったり、職員や他の入居者たちとの交流も制限されたり…。場所・施設によって対応は様々ですが、毎日の楽しみが減ってしまっている状態です。
そんな中、イギリス・ロンドンにある「シドマー・ロッジ・ケアホーム」の取り組みが話題になっています。それは、入居者に有名アーティストのアルバムジャケットを再現してもらうこと!
Sydmar Lodge Care Home residents and carers have been recreating classic album covers. The home has now been in lockdown for 4 months.
仕掛け人は、施設のアクティビティ・コーディネーターのロバート・スピカーさん。
「シドマー・ロッジ・ケアホームで暮らす方々に、有名アルバムのジャケットを再現してもらいました。ホームが(新型コロナウイルスの影響により)閉鎖してから、4カ月になります」
そう書いて画像を掲載した彼のツイートは、約4万4000件もリツイートされました。
メイクやタトゥーの装飾、写真の編集まで、全てスピカーさんが行っています。
@LibertyHussein I made the suggestions of which albums and which resident best suited the look, or had a vague similarity to the artist. Then I proposed the idea to each resident. Gladly all of them were enthused and perhaps a bit bemused by the idea, but happy to participate.
「どのアルバムにするか、誰がそのアルバムに合うか、もしくは誰がそのアーティストに似ているか考えて、入居者に提案してみました。嬉しいことに、皆感激して、少し困惑しながらも喜んで参加してくれました」
BuzzFeedの取材に対し、「入居者たちを楽しませるのが、私の仕事です」と語るスピカーさん。
「しかしロックダウン中、今までとは全く違ったアイデアを考えて、実現する必要がありました」
SNSに載せた画像に対する反響が大きく、スピカーさんや入居者らは驚いているそうです。
「再現したアルバムがテレビに出るたびに、入居者の方々は大笑いしていますよ」
スピカーさんと入居者らの「作品」を、いくつかご紹介します!
1. アデル「21」

2. テイラー・スウィフト「1989」

3. ブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・USA」

4. ジョニー・キャッシュ「The Man Comes Around」

5. Blink-182「エニマ・オブ・ザ・ステート」

6. マドンナ「トゥルー・ブルー」

7. デヴィッド・ボウイ「アラジン ・セイン」

8. ラグンボーン・マン「ヒューマン」

手のタトゥーも完璧!

9. エルヴィス・プレスリー「エルヴィス・プレスリー登場!」

10. ザ・クラッシュ「ロンドン・コーリング」

11. クイーン「クイーン II」

この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子