コカ・コーラのレモンサワーがついに発売へ 「日本の居酒屋に学んだ」

    九州の人がうらやましい。

    コカ・コーラが作ったレモンサワー「檸檬堂」がまもなく発売。

    日本コカ・コーラは、同社としては珍しいアルコール飲料、レモンサワー「檸檬堂」を九州限定で5月28日に発売。それにさきがけて福岡県福岡市でサンプリングイベントを開催した。

    5月26日の昼、福岡市博多の中心部、天神の岩田屋三越エントランス「きらめきスクエア」には発売前のレモンサワーを求めて長い行列ができた。

    新発売となる檸檬堂は、果汁とアルコール度数が異なる「はちみつレモン」「定番レモン」「塩レモン」の3種類のラインアップ。

    はちみつレモンはレモン果汁7%、アルコール度数3%、定番レモンはレモン果汁10%、アルコール度数5%、塩レモンはレモン果汁7%、アルコール度数7%となる。

    コカ・コーラ製品担当のパトリック・サブストローム氏は「1つのレモンサワーという商品のなかで3%から7%までのアルコール度数を揃え、幅広いニーズに対応した」と話す。

    また日本の居酒屋に学んだ製法を取り入れた点も特徴だ。焼酎とお水をあらかじめ馴染ませておく「前割り」という飲み方を踏襲して、レモンをお酒に漬け込む「前割りレモン製法」を使用した。

    同社広報によれば、50軒以上のレモンサワー専門店を飲み歩いて研究したという。

    ただ残念ながら、全国発売の予定は「いまのところない」(同社広報)。

    九州に住んでいない人が飲む方法はあるのかと聞くと、「お土産くらいしかない。小売店がネットなどで売ることはあり得るが、公式にはやらない」ということだった。

    檸檬堂は3種類ともに350ml缶で150円。九州限定で5月28日(月)からコンビニエンスストア、スーパーマーケット、量販店などで発売される。

    なお今回の取材にあたっては、日本コカ・コーラのPRを担当する電通PRがBuzzFeed記者の交通費を負担しています。