「LINEのトークはオープンで他人に見られてる」話題のツイートは本当なのか

    一部情報はLINE側に提供されるが、その範囲は限定的。

    最近、チャットと通話のアプリ「LINE」に関して、次のような投稿が話題となっている。

    「現在LINEのトークはオープンで他人が見ることができます」

    現在LINEのトークはオープンで他人が見ることができます。 設定をしましたら、トークルームをLINE側に監視されない様に出来ます ①LINEを立ち上げて設定(歯車)→ ②プライバシー管理→ ③情報の提供→の流れから、 トークルーム情報をオフにしますと、トークルームをLINE側に見られない様に出来ます https://t.co/56VxKitrNx

    「トークルーム情報オフにしないとLINE側に監視されちゃうんだって!」

    トークルーム情報オフにしないとLINE側に監視されちゃうんだって!みんなもオフにしようね!!

    SNSで話題になっているのは「現在LINEのトークはオープンで他人が見ることができます」「トークルーム情報オフにしないとLINE側に監視される」という注意喚起で、確かにこれを見るとドキッとしてしまいます。

    そして実際にLINEアプリを見てみると設定画面に「トークルーム情報の提供」という項目があり、「これをオフにしないと会話の内容がLINE側に提供されるの?」と不安になるかもしれません。

    しかし当然のことながら、友だち同士でやり取りしたメッセージや画像・動画などの内容、通話内容などはLINE側には提供されない。

    LINE側に提供される情報は、使用したスタンプ、絵文字、エフェクト、フィルターの種類、トークの相手、日時、既読、データ形式、取消機能やURLへのアクセスなどの利用状況である。

    友人同士でやり取りしたメッセージや画像・動画などの内容、通話内容などは含まれない。

    LINEはユーザーから得た利用状況のデータを、迷惑行為やアカウント乗っ取りの対策強化、ユーザーの興味関心にあったコンテンツ配信などに活用していくとしている。

    詳細は公式ブログの「サービス向上のための情報利用に関するご案内」という記事に載っているので、一度読んでおくことをおすすめする。

    LINE広報に問い合わせたところ、「電気通信事業者の届出をしているため、通信の秘密に抵触するような情報を収集することはない」としている。

    とはいえ、トーク内容などを含まないにしても、「なんか気持ち悪いので利用データをLINE側に渡したくない」という人もいるはず。

    情報提供をしないようにする方法は以下のとおりだ。

    1) [その他] > [設定] > [プライバシー管理]をタップ

    2) [情報の提供] > [トークルーム情報]をオン

    3) [サービス向上のための情報利用のお願い]画面で、同意状況について選択

    よくわからない人は以下の画像を参考にどうぞ。

    この歯車アイコンを押して、

    「プライバシー管理」を選んで

    「情報の提供」を選んで

    トークルーム情報をオフに